地域の課題解決を促す「ペルソナカード」の誕生
地域で暮らす皆さんの「ワガママ」を探求する新しいツール、「ペルソナカード」が販売を開始しました。このカードは地域の課題を発見し、解決策を考えるためのカードゲームとして、参加者は多様なペルソナを想像する体験を通じて、地域における本質的なニーズを見つけることができます。
「ペルソナカード」とは?
ペルソナカードは、地域住民の「ワガママ」を基に地域の課題を特定するためのゲームです。このカードを使用することで、プレイヤーはランダムに選んだ地域住民の特徴、生活環境、そして感情を組み合わせ、多様なペルソナをイメージすることができます。具体的には、日常生活の中で「こうなったらいいな」と思っているような心に秘めた期待や夢に焦点を当てています。
開発の背景と目的
このカードゲームの開発背景には、「たったひとり」の課題解決を目指す教育プログラムがあります。株式会社IRODORIは地域の課題を解決するために、全国の自治体や学びの場と連携し、学生たちへ探究学習を提供しています。今年は70名以上、来年には500名以上の学生に向けて講座を実施しており、このカードはその一環として位置付けられています。
なぜ「ペルソナカード」が必要か?
物質的な豊かさを享受する現代日本においては、機能性の追求だけでは地域課題の解決には不十分です。そこで、人々の感情や思いに寄り添いながら課題に取り組む「想像力」が求められています。ペルソナカードを使うことで、地域に住む人々の心に迫った具体的な解決策を模索するきっかけを提供します。
活用シーンと期待される効果
企業の新規事業担当者向け
新規事業に関わる企業がこのカードを使用することで、地域の課題をビジネスチャンスとして捉えるヒントを得ることができます。地域住民の多様なニーズを理解し、共に価値を創出するプロジェクトを立ち上げるサポートをします。
学校教員への利点
探究学習を教育現場で指導する際、このカードを教員が活用することで、生徒は地域の課題を見つけ出し、それに対する解決策を自ら探求することができるようになります。このように、学校と地域社会の連携を強化し、学びの深さを促進します。
未来の展望
株式会社IRODORIは、ペルソナカードを通じて地域と企業、学校の繋がりを強化し、地域課題を解決するための仕組みを構築することを目指しています。それに伴い、ペルソナカードを用いたワークショップやセミナーを開催し、参加者同士の知識や経験の共有を促進します。また、探究型プログラム「ワガママLab」のファシリテーターの育成も進め、多くの人々がこの新しい方法を学べる環境を提供しています。
購入情報
「ペルソナカード」のスターターセットは20,000円(税抜)で販売されており、追加購入も可能です。興味がある方は、株式会社IRODORIの公式サイトで詳細を確認してください。地域課題の解決を考える新しい一歩として、ぜひご活用ください。
株式会社IRODORIの理念
「自分らしい色を持つまちをつくる」ことをビジョンに掲げる株式会社IRODORIは、地域社会と連携した新たな価値の創造を目指しています。市民が楽しんで政策策定に関与できる場づくりを通じて、新しい仕組みを提供しています。
私たちは今後も、「ペルソナカード」を通じて地域と企業の架け橋となり、多様なニーズに応える社会を共に作っていきたいと考えています。