佐賀市、定例記者会見にリアルタイム字幕を導入
佐賀市では、2023年7月から定例記者会見においてリアルタイムの字幕配信を開始しました。これは、県内初の試みとなります。この新しい取り組みは、自らに合った情報取得方法を選べるよう、様々なコミュニケーション手段を提供することを目的としています。
リアルタイム字幕配信の概要
今回導入されたリアルタイム字幕配信は、会見中の発言内容を即座に文字化し、インターネットを通じて配信するものです。配信には「UDトーク」というコミュニケーション支援アプリを使用し、AI音声認識技術に基づいて字幕が生成されます。これにより、耳の不自由な方や情報を視覚的に受け取りたい方にとって、よりアクセスしやすい環境が提供されます。
字幕の視聴方法
視聴者は、次の2つの方法で字幕を閲覧できます。
1.
インターネット での視聴:定例記者会見の公式ページやYouTubeの概要欄に記載されるURLにアクセスすることで、字幕を閲覧が可能です。
2.
アプリUDトーク の使用:スマートフォンやタブレットに「UDトーク」をインストールし、提供されるQRコードを読み込むことで、リアルタイムで字幕を見ることができます。QRコードは定例記者会見の公式ページに掲載されます。
市長会見の意義
この試みは、情報の”見える化”を図るものであり、より多くの市民が議題を理解し、会見に興味を持ってもらうことを期待しています。特に、聴覚に障害を持つ方々や、高齢者、外国人など、多様なニーズに応えるための重要な一歩となっています。これまでの手話通訳に加え、より多くの方に情報を届ける手段を提供することは、コミュニティ全体の活性化にも寄与することでしょう。
注意点
ただし、音響や通信環境によっては、字幕が途切れる、または遅延が生じる可能性があります。リアルタイムで生成される字幕には誤字や脱字が含まれる場合もあり、後日、正確な情報は佐賀市公式ホームページに会見録として掲載されます。視聴者はその点に留意し、ライブ配信の際にアクセスすることが求められます。
まとめ
佐賀市のこの取り組みは、多様な市民に情報を届けるための先進的な試みであり、今後の展開に期待が寄せられています。リアルタイム字幕配信を通じて、より多くの市民が市政に関与しやすくなり、情報のバリアフリー化が進むことが望まれています。市民の皆さんは、ぜひこの新たなサービスを活用して、最新の市政情報に触れてみてください。
詳しい情報や視聴方法については、以下のリンクをご確認ください。
お問い合わせは、佐賀市広報課までお気軽にどうぞ。