現場帳票システム「i-Reporter」の価格改定について
株式会社シムトップスが提供する現場帳票システム「i-Reporter」が、2026年1月1日より一部製品・サービスの価格改定を行うことを発表しました。今回は、この価格改定の背景や新しい価格体系について詳しく解説します。
価格改定の背景
1. サービス運用コストの増加
近年、サーバーの運用費用やデータセンターのエネルギーコストが高騰し、SaaSサービスを継続的に運営する上での基盤維持の負担が増しています。これにより、企業はその影響を反映させる必要が生じています。
2. 為替変動の影響
円安が続く現在、主要なクラウドサービスやソフトウェアの価格が日本国内で上昇しています。特にMicrosoft社などの外資系ベンダーは、定期的に価格を見直しており、シムトップス製品でも調達コストが影響を受けています。
3. サービス品質の維持と向上
現場でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、新機能の開発やサポート体制の強化、セキュリティの向上に必要な費用をカバーするため、最小限の価格改定が必要であると判断されました。
改定内容と新価格
2026年1月1日以降の新価格は次のようになります。まず、オンプレミスのパッケージ版については、サーバーソフトウェアが現行価格の600,000円から720,000円へ、5ユーザーライセンスは300,000円から346,000円、年間保守費用が135,000円から159,900円に改定されます。
また、オンプレミスのサブスクリプション版は基本的に価格が変わらず、ユーザーライセンスが月額37,500円のままとなります。クラウド版については、初期設定費用は50,000円から55,000円へ、5ユーザーライセンスが37,500円から42,000円に変更されます。
現行価格の適用
2025年12月末までの納品・サービス開始分には現行価格が適用されるため、導入を検討している企業は早めの連絡が求められます。
お客様へのメッセージ
今回の価格改定は、多くの顧客にとって残念なニュースとなりますが、シムトップスは引き続きお客様の業務をサポートし、より良いサービスを提供するために努めていくとしています。「i-Reporter」は国内で4,000社以上、21万人以上の利用者に支持され、シェアNo.1を誇る現場帳票システムです。
具体的な利点と機能
「i-Reporter」を導入することで、現場情報のデジタル化が容易に行えます。具体的な利点として、月200分の書類整理が不要になることや、分析時間が15日から2〜3分に短縮されること、帳票管理が月37.5時間軽減されるなど大幅な業務改善が見込まれています。また、写真や音声、バーコードにも対応し、現場の情報を迅速に記録・共有できる点でも業務効率が向上します。
まとめ
「i-Reporter」の価格改定は利用者にとって重要な変更ですが、それに伴いサービスの質や機能が向上することを期待しています。引き続き、シムトップスは現場のDXパートナーとして、一層のサービス向上に取り組む構えです。興味のある方は、公式サイトで詳細情報を確認されることをお勧めします。