日本のスタートアップシーンに大きな朗報が届きました。StartupGoGoと日本政策金融公庫が共同で、新たな支援体制「スタートアップファイナンス」を導入することが発表されました。この取り組みは、資金調達に苦しむスタートアップ企業に対し、包括的かつ段階的なサポートを提供することを目的としており、全国初となります。
スタートアップ支援の歴史
StartupGoGoと日本政策金融公庫は、過去にもスタートアップ支援を積極的に行ってきました。彼らは平成27年4月14日に、福岡の西日本鉄道株式会社と協定を結び、共同でさまざまなイベントやプログラムを運営してきました。これにより、スタートアップ企業はコワーキングスペースの利用や、オープンイノベーションコンテストへの参加を通じて、他の起業家や専門家とのネットワーキングを行うことができました。
新たなサポート一体型融資「スタートアップファイナンス」
今回の「スタートアップファイナンス」は、スタートアップ企業が資金調達の過程で直面する課題を克服するための新しい枠組みです。StartupGoGoは、融資が必要な企業を支え、初期の事業計画策定から融資後の成長支援までを一手にサポートします。特徴の一つは、段階を踏んで支援する点です。
- - 第1段階: スタートアップ向けに日本公庫の融資制度について周知するためのイベントを実施し、資金ニーズを把握します。
- - 第2段階: スタートアップの担当者と日本公庫を一度引き合わせ、融資に関するフィードバックを共有します。
- - 第3段階: ビジネスプランのブラッシュアップを行い、融資申請を準備します。
- - 第4段階: 書類を整えて、正式に日本公庫へ融資を申請します。
- - 第5段階: 融資を受けた企業には、さらに成長支援としてアクセラレーションプログラムやマッチング支援を行います。
このプロセスにより、スタートアップ企業は必要な支援を受けながらステップバイステップで進んでいくことが可能です。対象となるのは、イノベーティブなビジネスを展開する予定の企業で、中小企業経営力強化資金や資本性ローンなど、彼らのニーズに合わせた融資制度を活用することができます。
定期的なサポート体制
また、StartupGoGoと日本公庫は毎月第三水曜日の17:00から19:00に天神COLORに職員を派遣し、融資に関する相談を受け付けることも決定しました。この取り組みを通じて、彼らは福岡および九州全体にスタートアップエコシステムを構築する活動を増強していく意向です。
まとめ
今後、この「スタートアップファイナンス」によって、多くのスタートアップ企業が資金調達の壁を乗り越え、自らのビジョンを実現するための強い味方となることが期待されています。ぜひ、興味のある企業は、公式ウェブサイトをチェックし、問い合わせを行ってみてください。