愛知のワイナリー
2025-07-29 09:32:27

愛知の社会福祉法人が運営するワイナリー、金賞受賞の快挙!

サンサンワイナリー、金賞の栄誉



愛知県名古屋市に本部を置く社会福祉法人サン・ビジョンが手掛ける「サンサンワイナリー」が、2025年7月に行われた日本ワインコンクール2025において、注目の受賞を果たしました。金賞に輝いたのは「柿沢シャルドネネイキッド2023」。さらに「シャトーサンサンシラー2023」も銅賞を受賞し、地域の特産品としての評価を高めています。この受賞は、ワイナリー設立から10周年を迎えた重要な節目において、関係者への感謝の気持ちと、さらなる挑戦への意欲を示しています。

農業と福祉の連携



サンサンワイナリーの特筆すべき点は、農業と福祉の融合、いわゆる「農福連携」にあります。この取り組みにより、障がい者就労支援事業としての役割も果たしながら、高品質なワインを生み出すことを目指しています。地域とのつながりを通じて育まれたぶどうは、一般的な商業ワイナリーとは一線を画す、特別な意味を持っています。

金賞受賞の「柿沢シャルドネネイキッド2023」



「柿沢シャルドネネイキッド2023」は、標高864メートルで栽培された厳選されたシャルドネの果実を使用し、ノンシャプタリザシオン製法(糖分無添加)によって、ブドウ本来の味わいを引き出した白ワインです。味わいは果実の調和が取れており、桃やパイナップルの香りが漂います。また、クリーム系や魚介のカルパッチョとの相性が素晴らしく、料理とのペアリングも楽しめます。

実際の栽培過程



2023年の栽培は、4月下旬に数日間氷点下に冷え込んだものの、ブドウの芽が出る前だったため影響はなく、例年通りのスタートとなりました。5月には気温が低めで、雨の日が多かったため、ブドウの生育はゆっくりと進みました。6月に気温が上昇し、降水量が増えるにつれて、ブドウの成長は加速。特に8月と9月の暑い日々を経て、乾燥した10月には適度な熟成を経たブドウの収穫が行われ、過去最高の品質が実現しました。

醸造の工夫



醸造においては、熟したブドウを使用することから、房から果実を丁寧に外し、軽く砕いた後、果皮と果汁を一定時間混ぜる「スキンコンタクト」を行います。このプロセスを経て、フリーラン果汁のみを発酵用タンクに移し替え、清澄と濾過のみで瓶詰めをするという手法により、ワインに必要な個性を与えています。果実の風味を引き出すという官能的な工程が、サンサンワイナリーの専属醸造家、田村彰吾によって丁寧に行われています。

これからの展望



「サンサンワイナリー」では、“人生に彩りを添えるワイン”をテーマに、地域の人々との出会いや乾杯の瞬間を創造するワイン作りに励んでいます。2025年、日本ワインコンクールでの受賞を糧に、これからも品質と社会的意義を兼ね備えたワイン作りを進めていく所存です。地域とともに歩み続けるサンサンワイナリーの今後にますます注目です。


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会社情報

会社名
社会福祉法人サン・ビジョン サンサンワイナリー
住所
電話番号

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