国産マスクフィルタ
2020-04-09 14:00:52

ヤマシンフィルタが新たに開発した国産マスク用フィルタの特性と実力

新型コロナウィルスの影響でマスク不足が続く中、ヤマシンフィルタ株式会社が開発した国産マスク用フィルタ「YAMASHIN Nano Filter™」が期待を集めています。このフィルタは独自の量産化技術を用いた合成高分子系ナノファイバーで作られており、その特性と性能は他の一般的なマスクやフィルタ製品と比べても優れています。

まず注目すべき点は、その超高捕集効率です。YAMASHIN Nano Filter™の繊維径は200~800ナノメートルと非常に細かく、3次元構造を持つため、ウイルスをはじめとした異物を効率的に捕集します。一般に流通しているマスクフィルタは約3マイクロメートルの化学繊維を使用しているため、ウイルスを捕集する能力が劣りますが、ヤマシンフィルタの技術はそれらを大きく上回ります。

さらに、このフィルタの性能持続性も魅力です。ほとんどの使い捨てマスクは静電気に依存して捕集を行うため、使用時間の経過とともにその捕集性能が著しく低下します。一方、YAMASHIN Nano Filter™は静電気に頼らないため、長時間の使用でも捕集性能がほとんど低下せず、性能を安定して維持します。具体的には、一般的なサージカルマスクが使用後約15%の性能低下を示すのに対し、同社のフィルタを使用したマスクは約90%の性能を保ちます。

また、製造は日本国内の自社工場で行われており、安定した供給が可能です。国内で供給されるマスクのうち約80%は海外で生産されていますが、ヤマシンフィルタはその状況に左右されることなく高品質な製品を提供できます。

さらに、マスク用インナーシートとの組み合わせにより、捕集性能を向上させることもできます。一般的なインナーシートは衛生面では優れているものの、捕集機能はほとんどありませんでしたが、ヤマシンフィルタのインナーシートは優れた捕集性能も兼ね備えています。

このように、ヤマシンフィルタ株式会社は建設機械用フィルタの分野で長年にわたり蓄積してきたノウハウを活用し、国産マスク用フィルタの生産に成功しました。これにより、社会貢献を目指し、将来的にはさらに多くの分野でもその素材を展開していく予定です。大手アパレルメーカーでも採用されるなど、その革新的な技術は注目を集めています。今後の展開が楽しみです。

最後に、ヤマシンフィルタについて少し紹介します。同社は1956年に設立され、建設機械用フィルタで国内シェア70%を誇る企業です。高品質なフィルタを提供しており、世界中でその製品が使用されています。これからも、ヤマシンフィルタは質の高い製品を通じて、社会インフラの整備に貢献し続けることでしょう。

会社情報

会社名
ヤマシンフィルタ株式会社
住所
神奈川県横浜市中区桜木町1-1-8日石横浜ビル16F
電話番号
045-680-1671

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