避難所設営シールセットが進化した理由
大阪シーリング印刷株式会社は、2025年8月18日、避難所での生活をより快適に、より安全に過ごすための「避難所設営シールセット」をリニューアル発売します。この商品は、2016年に初めて市場に登場し、以来、現場のニーズに的確に応える形で改善を続けてきました。その結果、今回で3回目のリニューアルを迎え、Ver.4として新たに生まれ変わります。
進化した特徴
新たなシールセットは、従来の11種類から18種類へと種類を増加させ、利便性・視認性を一層高めました。さらには、仕様の全面見直しを行うことで、コストダウンも実現しています。これにより、よりお求めやすい価格で商品を提供することが可能となりました。使いやすさ、分かりやすさ、そして経済性の三拍子が揃ったシールセットといえるでしょう。
避難所の現場に潜む課題
日本は地震や津波、台風、土砂災害など様々な自然災害が頻繁に発生する国です。こうしたリスクに対して、自治体や企業、一般家庭でも防災意識が年々高まっています。しかし、避難所に集まった多くの人々が直面するのは、慣れない環境の中での不安や不便です。「どこに何があるのか分からない」といった課題が多くの避難所で報告されています。
これに加えて、設営側は避難所を迅速に設置することが求められています。こうした背景から開発されたのがこの「避難所設営シールセット」です。安価で簡単に設営ができるこのシールセットは、利用する方々にとって大きな助けとなるでしょう。
開発の背景
この商品開発は、2011年に発生した東日本大震災がきっかけです。開発担当者が報道を通じて見た混乱した避難所の様子や、現場での不便を感じたことが刺激となり、「シールで少しでもお手伝いできないか?」という問いから誕生しました。
提供する価値
このリニューアルにより、設営側は作業の効率を向上させることが可能になり、利用者は分かりやすいインフォメーションを得られるようになります。視覚的に安心感を持てる環境を整えることで、避難所での生活が少しでも楽になることを願っています。
コスト面のメリット
シールの種類やサイズ、枚数も見直され、さらなるコストダウンが実現しました。例えば、従来の案内シールは、利用する方向の矢印だけを残し、他の矢印を切り取る構造でしたが、これをシンプルにすることで廃棄部分を削減、コストの削減にもつながりました。このように、新たなデザインや構造の工夫が随所に施されています。
また、冒頭で述べた通り、シールの種類は12から18に増加し、特に避難所に滞在する方々の多様なニーズに応える形でトイレや更衣室を性別で分けるなどの工夫もしています。
安全性を高める視認性の向上
さらに、避難所には高齢者や外国からの訪問者、色覚障がいのある方々が利用することも考慮されています。これにより、文字やアイコンのデザインにも注意が払われており、視認性の高いピクトグラムを取り入れることで、誰もが理解しやすい掲示が実現されています。多言語対応のシールも採用され、日本語の他に英語、中国語、韓国語でも情報が表示されます。こうした工夫により、避難者は安心して避難所を利用できるようになるのです。
この避難所設営シールセットは物理的な取り扱いも考慮されており、重量やサイズも瘠せており、移動や保管が容易になっています。これにより、準備の負担が軽減され、使用時の利便性も向上します。
商品詳細
- - 名称:避難所設営シールセット
- - 発売日:2025年8月18日(月)
- - 外箱サイズ:縦25㎝×横25㎝×高さ6㎝
- - 重量:1.05㎏
- - 価格:12,089円
- - お問い合わせ: 大阪シーリング印刷株式会社公式サイト
まとめ
リニューアルされた避難所設営シールセットは、利便性、視認性、安全性の向上を実現しつつ、コストダウンも果たした一品です。様々な状況における災害時において、このシールセットが多くの人々を助けることを期待しています。