八戸毬姫牛の魅力と育成へのこだわり
青森県八戸市に位置するイチカワファームでは、2019年に自社ブランド牛「八戸毬姫牛(まりひめうし)」を立ち上げて以来、6年間にわたってその魅力を追求し続けています。このブランド牛は、黒毛和種の牡とホルスタイン種の雌を交配させたもので、その肉質はキメが細かく柔らかさに優れています。特に口に入れた瞬間に広がる上品な甘みと脂質の口溶けの良さは、多くの人々から高い評価を得ています。
グルタミン酸含有量の優位性
最近、八戸毬姫牛の一つの魅力となる旨味成分「グルタミン酸」の含有量が、通常の牛肉の値を大きく上回る28mg/100gに達しました。一般的には牛肉のグルタミン酸は10~15mg/100gとされており、この数値は単に他社との差別化を誇るだけでなく、科学的にもその優れた旨味を証明する結果となっています。
さらに、交雑牛でありながら和牛に引けを取らないその成分の背景には、イチカワファームの環境管理と、牛に寄り添う細やかな飼育方針があります。
ストレスのない飼育環境
イチカワファームでは、牛がストレスなく健康に育つ環境作りに特に力を入れています。「動物園より大切に育てる」という理念のもと、清潔で快適な牛舎が整えられています。八戸市は雪が少なく通年涼しいため、自然環境が牛にとってストレスを減少させ、健康な成長を促しています。また、海に近い場所に位置しているため、必要な換気も十分に行える環境が整っています。
牛に対する愛情あふれるスタッフによる1頭1頭への手厚いケアは、牛の肉質向上と旨味成分の増加に繋がります。このように、愛情を込めた飼育というのは高品質な肉質に直結しています。
さらなる品質向上を目指して
イチカワファームは、今後も環境管理や飼育方法の改善を重ね、八戸毬姫牛の品質向上を目指していきます。製品に対するこだわりは、一口食べた際の驚きと感動を生み出すことを目指しており、これからもより一層、消費者に満足していただける商品を提供するために努力し続けます。
ぜひ「八戸毬姫牛」を一度ご賞味いただき、その違いを体験してみてください。
地元への恩返しと広がる展販
イチカワファームは1975年に先代の父によって始められた肥育業から、その歴史を受け継いで、市川広也が代表に就任しました。2019年から自社ブランドを展開し、名付け親は青森県の伝統工芸「南部姫毬」にあります。ブランド名には、雌牛の美味しさや柔らかさを表現しつつ、地元八戸を大切にしたいという思いが込められています。
今や地元の飲食店だけでなく、関東圏の量販店や全国の有名チェーン店でも取り扱いが広がっています。引き続き、イチカワファームは地域密着型のアプローチを大切にし、食の品質向上に努めてまいります。
イチカワファームのオンラインショップ
八戸毬姫牛は、イチカワファームのオフィシャルショップにてお求めいただけます。手間暇かけて育てられた自信の一品を、ぜひご家庭でお楽しみください。
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牛肉を愛する皆様に、ぜひ一度は八戸毬姫牛をご賞味いただきたいと思います。