フィリピンで新たな酒販文化を開発するパダヨンジャパン株式会社の挑戦
フィリピン・サンマテオでのスモールビジネスの革新に取り組むパダヨンジャパン株式会社は、近日中に資金調達を進めることを発表しました。これは、エンジェル投資家や三谷産業株式会社からの新株予約権発行および銀行融資を通じて実現したものです。
パダヨンジャパンのミッション
パダヨンジャパンは、「ビジネスでフィリピンの課題を解決し、未来にインパクトを」という明確な使命のもと、フィリピンの社会的課題を解決すべくスモールビジネスの発展に努めています。具体的には、立ち飲みスタイルの酒販店「SAKAYA」を展開し、中年女性を中心とする働き手の雇用創出を目指しています。フィリピンでは、中年女性が職を得る機会が限られているため、同社のビジネスは地域経済におけるエンパワーメントを促進する重要な施策となっています。
「SAKAYA」は、4坪という小さなスペースで運営されながらも、独自のビジネスモデルを用いることで目新しい顧客体験を提供。フィリピンにおいて酒類の消費が盛んな中、このビジネスは新たなスタイルとして受け入れられています。
資金調達の目的
今回調達した資金は、SAKAYAのチェーン展開を進めるためのユニット開発や仮説検証に投入されます。「5店舗+1DS(簡易倉庫)」を基本単位とした新しいビジネスモデルの採算性や再現性を試すことが目的です。
この新しいフランチャイズモデルを通じて、現地の小規模起業家たちがより安定した収入を得るための支援をすることも、パダヨンジャパンの重要な目標です。
投資家の声
今回の資金調達には、三谷産業株式会社の他にも多くの個人投資家が名を連ねています。三谷産業の代表は、「フィリピン市場での新しい価値を創造するSAKAYAの取り組みは、地元経済への寄与だけでなく、社会的なインパクトも大きい」とコメントしています。お酒を楽しむ文化が日本からフィリピンに根付くことで、地域の人々に新しいライフスタイルが提供されることを期待しています。
J-KISS型新株予約権について
今回の資金調達に用いられたJ-KISS型新株予約権は、スタートアップ企業にとって有効な資金調達手段です。透明性が高く、迅速に資金調達が可能なこの方法は、多くの日本のスタートアップでも普及しつつあります。
会社の概要と今後の展望
パダヨンジャパン株式会社は2023年に設立され、石川県金沢市を拠点としています。社会と経済を両立させつつ、地域と世界を繋ぐ企業としての役割を果たすことを目指しています。今後も、さらなる事業展開を通じて持続可能な成長を実現し、フィリピンの社会課題に対する解決策を提供し続けることでしょう。
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