東京大学発のXenomaが生み出した革新のウェア
Xenomaは、東京大学の研究を基にしたベンチャー企業で、その製品である「e-skin」シリーズが新たにKickstarterで個人向けに販売が開始されました。このスマートアパレルは、軽量かつ着心地が良く、洗濯も可能で、まるで普通の服のように着用できますが、その実、さまざまなセンサーを内蔵しており、ユーザーの動きをリアルタイムで認識します。特に、VRやゲームの世界での新しい体験を提供し、アクションゲームや運動時のフォーム確認などに役立ちます。
新たなユーザー体験の提供
これまでxenomaのe-skinは法人向けの製品でしたが、量産体制が整ったことで、今後はより多くの個人ユーザーにも提供が可能になったのです。新しいモーションインプットツールを紹介することで、さまざまな社会課題の解決を目指し、ユーザーにより良い体験を届けることを目標としています。
開発者向けSDKも充実
e-skinは、開発者向けに充実したSDKも用意されています。これにより、WindowsやAndroidのプラットフォームを含む多様な開発環境での導入が可能となります。特に注目すべきは、Microsoft HoloLensとの連携機能で、直接接続されたデモが既に公開されており、拡張現実の新たな可能性を示唆しています。さらに、MacOSやiOS、Unreal Engineへの対応も予定されており、開発環境は日々進化を続けています。
AIを利用したモーション解析機能の導入
SDKには、AI初心者でも利用できるディープラーニングを活用したモーション判定機能の開発環境も用意されています。e-skin Shirtおよびe-skin Hubが搭載する20種類のセンサーから取得したデータは、1つの画像ファイルにまとめられ、オープンソースライブラリのTensorFlowにそのまま入力が可能です。この仕組みにより、機械学習を用いた複雑な動作解析により、ユーザーの動きに対してより高度な理解が可能になります。
Kickstarterでの支援プラン開始
Kickstarterにおいては、先着100名限定で479ドルというリーズナブルな価格からe-skinが入手できる支援プランが提供されます。内容物は法人向けの製品と同じey-skin Shirtとe-skin Hub、そしてSDKがセットになっています。また、支援者には特別にミニゲームアプリもダウンロードできる特典がついてきます。募集の締切は9月6日を予定しており、目標額は5万ドルです。
e-skin製品詳細
e-skin Shirtは、14個の伸縮センサーを備えたウェアであり、e-skin Hubというコントローラーが接続されて動作します。このHubには6軸モーションセンサーが内蔵されており、BluetoothでスマートフォンやPCと通信できるため、多様なデバイス間での利用が可能です。また、micro USBによる充電機能があったりと、いつでも手軽に利用できる設計が施されています。
株式会社Xenomaの未来展望
株式会社Xenomaは、東京大学の染谷研究室をルーツとするスタートアップ企業であり、20217年から法人向けのe-skinを販売してきました。今後はさらに多様なセンサーを追加する計画も進行中で、ユーザーにより快適で機能的なウェアを提供することを目指しています。これからのXenomaのさらなる成長が期待されます。
【お問い合わせ】
株式会社Xenoma
TEL: 03-5735-4622
担当:富取
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Xenoma公式サイト