加須宇宙米プロジェクト
2025-04-25 15:35:40

加須市で行われた宇宙米プロジェクトの受領セレモニー

加須市で開催された「加須宇宙米プロジェクト」の受領セレモニー



2025年4月24日、埼玉県加須市にて、「加須宇宙米プロジェクト」の一環として、国際宇宙ステーション (ISS) へ送る種籾の受領セレモニーが行われました。このプロジェクトは、株式会社DigitalBlastが加須市とともに進めており、地域の米を宇宙で育てるという壮大な試みです。

セレモニーは、加須未来館で開催され、プラネタリウムや天体観測室を備えたこの施設が宇宙との関連を持つのに最適な場所となりました。DigitalBlastの代表取締役CEO、堀口真吾氏が冒頭に挨拶し、参加者や地域の皆様に感謝の意を示しました。堀口氏は、2030年の国際宇宙ステーション退役後には民間宇宙ステーションの時代が到来することを指摘し、子どもたちが今回のプロジェクトを通じて学ぶことが将来の科学や技術のイノベーションに繋がると期待を寄せました。

続いて、加須市の市長、角田守良氏が挨拶しました。彼はこの「加須宇宙米プロジェクト」が米と宇宙の結びつきを図る夢のプロジェクトであり、2040年には多くの人が宇宙旅行をする時代が来るというビジョンについて触れました。角田市長は、加須未来館が宇宙と農業を結ぶ取り組みにふさわしい場所であるとし、関係者に協力を呼び掛けました。

セレモニーには多くの来賓が参加し、加須市議会議長の田中良夫氏、早稲田大学の野中朋美教授、文部科学副大臣の野中厚氏も祝辞を述べました。田中氏は、加須の米と宇宙とのコラボレーションが地域の発展に資することを期待し、野中教授はこの取り組みがさらなる科学への関心を高めることに寄与するとしました。

最後に、加須市の小学生3名が本プロジェクトへの思いを込めたメッセージを読み上げ、実際に種籾が市長からDigitalBlastへ手渡される瞬間が訪れました。これにより、加須の米が宇宙へ旅立つ準備が整いました。

加須宇宙米プロジェクトについて


DigitalBlastは、このプロジェクトを地域活性化の一環として進めており、加須の米を国際宇宙ステーションに送り、そこで数ヶ月間保管された後に地球に戻すことを目指しています。宇宙に向かう種籾は、加須の豊かな農業環境で育った米であり、その食材が宇宙から帰還するという新たな体験を地方創生に繋げようとしています。

堀口氏は地元出身であり、地域活性化への貢献を目指してこのプロジェクトを提案しました。加須の魅力を広めるために、本プロジェクトを通じて地域と宇宙の接点を作り、将来的には国際的なブランド米の生産を目指しています。

今後の抱負


受領した種籾は、年内に打ち上げ予定のロケットに搭載され、ISSに到着します。保管された種籾は、約5ヶ月間宇宙に留められたあと、加須で育てられる予定です。DigitalBlastは、宇宙環境の利用によって新たな価値を生み出すための技術とノウハウを持ち備えており、地域の新しい発展に寄与していることを示しています。今後、加須の米が宇宙に羽ばたく様子が期待されます。宇宙を通じて地域を活性化し、未来の可能性を広げる「加須宇宙米プロジェクト」から目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社DigitalBlast
住所
東京都千代田区神田神保町1-1051-105 神保町三井ビルディング19階
電話番号

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