エコモットの革新技術
2025-03-12 15:52:03

エコモットが国交省に技術提案を採用され、道路管理の未来を切り開く

エコモットが国交省の技術提案に選出



2025年3月7日、エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長 入澤拓也)は、国土交通省中部地方整備局が公募した「道路異常箇所の自動抽出・事故損傷箇所を判別する技術」に対する技術提案が採用されたことを発表しました。この技術は、建設現場での生産性向上や課題解決を目指しており、エコモットの新たな挑戦となります。

現場のニーズに合った技術開発



国土交通省の取り組みの一環として、現場のニーズとそれに対応可能な技術シーズをマッチングさせることが求められています。このプロセスにより、建設現場における課題を解決するために最適な技術が選ばれ、試行を重ねながら現場での実装が行われます。

今回の採用技術は、巡回業務の負担軽減を図りつつ、損傷箇所を正確に特定するためのシステムです。具体的には、巡回車や公共車両に搭載されたカメラが自動で道路の異常を検出し、記録する仕組みです。加えて、事故時の状況を記録し、事故前後の状態を比較することで、損傷箇所を正確に判定することも可能としています。

先進的な技術を活用した管理システム



エコモットの提供する技術は、以下の要素から成り立っています。まず一つは、通信型ドライブレコーダーを用いた『道路異常箇所の自動抽出』です。このドライブレコーダーは、リアルタイムにAIで映像を解析し、道路のひび割れ等を把握することができます。解析データはモバイル回線を介して自動でクラウドに保存され、Web上で容易に確認や帳票出力が可能です。

次に、『事故損傷個所を判別する技術』により、日々の巡回車のドライブレコーダー画像を時系列で参照し、事故が発生する前の損傷状態を特定します。この技術により、事故発生後の対応が迅速化され、責任の所在が明確にされるのです。

IoTとAIで災害に強いまちづくり



今後、エコモットは2025年4月からこの二つの技術の現場試行を開始します。実践を通じて、技術の改善や課題を洗い出し、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」への登録を目指します。

将来的には、道路の陥没事故といった社会的な問題にも取り組みます。ドライブレコーダーの映像から道路のひび割れや沈下の兆候を早期に検出し、必要な修繕を行うことで事故を未然に防ぐ技術の確立を目指しています。これにより、老朽化したインフラの維持管理コストを削減し、災害に強い安全な社会に貢献することを目指します。

エコモット株式会社の概要



エコモットは、2007年の創業以来、IoT専業のソリューションベンダーとして、豊富な経験と専門知識を活かし、センサーや自社開発の通信デバイスを提供しています。また、顧客ニーズに応じたカスタマイズや設置ノウハウの提供を通じて、あらゆる『モノ・コト』のセンシングソリューションを提供してきました。2017年には札幌証券取引所、翌年には東京証券取引所に上場し、2020年にはKDDIとの資本業務提携を果たしました。

所在地:〒060-0031 北海道札幌市中央区北1条東1丁目2番5号 カレスサッポロビル7階
代表:入澤 拓也
設立:2007年2月
資本金:6億1,796万円(2024年11月末現在)
事業内容:IoTソリューションの企画、端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発、クラウドサービスなど幅広いサービスを提供しています。公式サイト


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会社情報

会社名
エコモット株式会社
住所
北海道札幌市中央区北一条東1丁目2-5カレスサッポロビル 7F
電話番号
011-558-2211

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