物流を変えるAI
2025-01-28 17:26:00

AI自動配車システムが変える物流のかたち~諏訪梱包運輸の導入事例~

AI自動配車システムが物流業界に革命を



最近、物流業界においてAIを活用した自動配車システムの導入が進んでおり、特に注目されているのが株式会社ライナロジクスの提供する『LYNA(ライナ)自動配車クラウド』です。長野県上田市に本社を置く諏訪梱包運輸株式会社がこのシステムを導入し、業務効率が大幅に改善されているという実績が明らかになりました。

導入背景:配車業務の悩み



諏訪梱包運輸では、地場配送として潤滑油の配送業務を手掛けています。しかし、配車業務にはいくつかの課題が存在しました。まず、配車担当者は想像以上の負担を強いられていました。地理的な要因や配車のリードタイムが短いため、手配車で偏りのない配車を組むことが非常に難しく、ドライバーからの不満も多く聞かれました。配送料件数が日々異なるため、特に件数が多い日には残業を余儀なくされるという悪循環が生じていました。

さらに、ドライバーの帰庫時間にも問題があり、早い時間に戻れるドライバーもいれば、逆に遅くなるドライバーが存在し、最大で4時間の差が生まれることもありました。このような状況が続けば、ドライバーのモチベーションにも影響が出てくるのは明らかです。

導入効果:業務の効率化とドライバーの満足度向上



『LYNA 自動配車クラウド』の導入により、これらの課題は一掃されました。特定の担当者以外でも配車業務を行うことが可能となり、引き継ぎや休日取得が容易になりました。また、配車の公平性が改善され、ドライバーからの不満が完全になくなったのです。なんと、ドライバーは17時までには営業所に戻れるようになったとのこと。

配車担当者にとっても、精神的な負担が軽減されることに加え、業務を円滑に進められるようになりました。配車にかかる時間は、以前の3時間からわずか5分に短縮。これにより業務効率が劇的に向上し、ほとんどの配車は手直しなしで運用されています。

コミュニケーションの改善



自動配車によって配車結果が裏付けとして機能するため、配車担当者はドライバーに対してより具体的な指示を出せるようになりました。結果として、配車担当者とドライバーの間でのコミュニケーションが円滑になるという効果も生まれています。

株式会社諏訪梱包運輸の代表取締役社長である浅川氏は、『今はドライバーは明るいうちに帰って来ています。なんでもっと早く導入しなかったんだろうと、本当に思います』と語り、導入の成功を実感しています。営業主任の飯沼氏も『もう導入前には戻れないです。業務効率が上がり、他のこともできるようになり非常に費用対効果を感じています』と述べ、システムの導入を歓迎しています。

企業情報



諏訪梱包運輸株式会社は1982年に設立され、諏訪倉庫グループの運送部門を担う企業としてBtoBの物流を中心に日本全国をサービスしています。約140両の自社車両と550社以上との連携を持ち、地元のニーズに即した効率的な輸送を実現しています。

AI自動配車システムに関しては、ライナロジクスがその研究と開発を行い、配車計画に必要な距離や時間などのコストを考慮した最適な配車案を高速で提供しています。これにより、企業は物流効率を高めつつ、コスト削減と環境負荷の低減を達成しています。

ライナロジクスのAI自動配車システム『LYNA』は、その革新的なアプローチで次世代の物流を支える存在となることでしょう。今後の展開にも期待が寄せられています。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社ライナロジクス
住所
千葉県市川市八幡3-4-8 田中ビル4F
電話番号
047-701-5526

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。