2025年6月より、株式会社東葉物流が株式会社Payment Technologyの人材データベースサービス「エニジョブ」を導入し、即戦力のアルムナイを活用した新たな人材採用モデルが始まります。国内の物流業界は人手不足が深刻化しており、特に東葉物流のような多様なサービスを提供する企業では、スムーズな人材確保が求められています。
通年を通して引っ越し、貨物運送、倉庫業務、さらにイベントでの展示品配送など幅広い業務を展開する東葉物流は、これまでもスキマバイトの活用を進めてきましたが、応募者の確保と採用コストの増加という二重の課題に直面していました。それを受け、エニジョブの導入が決定。
この「エニジョブ」は、過去に同社で働いた経験のある「アルムナイ」というかつての従業員を特化してデータベース化し、スマホアプリを通じて直接仕事を依頼できる機能が特徴です。この方法によって、仲介手数料や広告費を掛けずに迅速に必要な人材を確保できるのです。また、業務経験者を対象にしているため、従来のような研修や指導にかかる工数も大幅に削減されます。
「エニジョブ」の理念は、単なる雇用の効率化にとどまりません。今後、東葉物流と同様に、他の業界でも導入が進むことで、全国的な雇用問題の解決に寄与することが期待されています。特に労働人口が減少する中で、この仕組みは多様な人材を再活用する新たなビジネスモデルとして注目を集めています。
また、今後の展望としては、飲食業界や物流業界を中心に広がるエニジョブのさらなる普及が見込まれています。具体的には、企業間の人材移動を可能にする「クラン」と呼ばれる新しいサービスも視野に入れており、採用における仲介コストを削減することで、企業の競争力を高めると同時に、求職者にもメリットをもたらす取り組みです。
この取り組みについて、当社メディア「MOON SHOT」は東葉物流の採用活動や方針を取材し、情報を発信しています。今後もエニジョブを通じて社会的な課題解決に向けた取り組みを進めていく姿勢が求められます。東葉物流は今後、どのようにこの新しい採用スタイルを活かして成長を遂げていくのか、注目が集まります。
このように、東葉物流の新たな試みは、今後の人材採用における革命的な一歩を示していると言えます。将来的には仕事を求める人々が、過去の勤務経験を生かし、より柔軟に働ける環境の構築が期待されています。