新入社員指導の未来を切り開くAI「OFFHACK」
株式会社Swapは、2018年の設立以来、多くの企業と連携して新入社員オンボーディング特化型AIサービス「OFFHACK」を開発してきました。この度、プレシリーズAラウンドで資金調達を行い、DRG Fundからの支援を受けることが決まりました。この調達により、プロダクトのさらなる強化と事業展開を目指していきます。
オンボーディングの課題
企業の新入社員育成には、しばしば「配属・上司ガチャ」と呼ばれる課題が存在します。これは意向や適性が合わない配属がされることや、組織内のマネジメントが属人的であるため、社員が成長できずに離職してしまう要因です。Swapはこうした課題を解決するために「OFFHACK」を提供。新入社員の学びや振り返りを促進し、孤立を避けて自立した成長を支援する仕組みづくりを進めています。
OFFHACKの特徴
「OFFHACK」は新入社員の感情や思考の変化を、マネージャーが容易に分析できるAIサービスです。手軽に録音するだけで、社員のモチベーションやメンタル状態を可視化し、マネジメント層には状況に応じたアラートやレポートを提供します。これにより、社員の成長を促進し、企業全体のパフォーマンス向上に寄与します。
DRG Fundの日下部竜氏の見解
投資家であるDRG Fundの日下部竜氏は、「OFFHACK」が新入社員の学びやモチベーションを可視化することで、定着率の向上に貢献すると期待を寄せています。また、社会問題であるメンタル疾患や人材不足を解決し、健全な労働環境を促進する可能性を感じ、このプロジェクトへの出資を決定したとのことです。
Swap代表のビジョン
Swapの代表取締役CEO、藤沢勇輔氏は、「成長意欲のある新入社員が、人間関係に左右されない環境で学び、成長できる社会を目指す」と語っています。人間関係の影響を受けずに適切な評価を受けて自信を持つことが、新人定着やマネジメント文化の向上に繋がるという信念のもと、これからも取り組んでいくとのことです。
アンバサダーの応援メッセージ
武蔵野大学の伊藤羊一氏は、自身の教育現場での経験を交えながら、「OFFHACK」が企業の人材育成に必要な要素を満たしていると絶賛します。声に出して思考を整理し続けることで、成長することができると信じ、今回の資金調達が新たなステップになると確信しています。
結論
今回の資金調達は、株式会社Swapが目指す新入社員の成長支援の一環として、大きな意味を持つものです。「OFFHACK」は、企業の若手人材育成における新たな手法として期待されています。今後のプロダクト開発に注目が集まります。