ITエンジニアの年収交渉に関する実態調査
2026年2月24日から27日までの間、株式会社キッカケクリエイションが実施した調査によると、ITエンジニアの年収交渉についての様々な実態が明らかになりました。対象は転職経験のある393名のITエンジニアです。
年収交渉の一般状況
調査によれば、74.5%のエンジニアが転職時に年収交渉を行った経験があると答え、そのうち90.8%が年収のアップに成功したことがわかりました。この結果は、年収交渉がほぼ確実に成功することを示唆しています。実際、希望通りの年収に到達したエンジニアは34.5%であり、他の56.3%は希望額には届かなかったものの確実な年収アップを果たしています。
年収交渉をためらう理由
一方で、年収交渉を行わなかったエンジニアも多く、30.9%が「印象が悪くなるのではないかと不安」と回答しました。また、切り出し方がわからない、もしくは自分の市場価値を正確に把握できないことも理由として上げられました。これらの心理的障壁が、実際に交渉を行う際の大きなハードルとなっていることがわかります。
転職エージェントの活用
調査に参加したITエンジニアの83.7%が転職エージェントを利用した経験があり、ハイレベルなサポートを受けてことに満足している様子がうかがえます。特に、自分では言いにくいことを伝えてもらえた点(50.8%)が評価されています。また、エージェントの存在が年収交渉の心理的ハードルを下げる要因となっています。
今後の年収交渉への期待
しかし、今後の転職でも年収交渉を希望するエンジニアは82.4%ですが、その中でも50.6%は「自分で交渉できるか不安」と述べています。これは、年収交渉の重要性を理解しつつも、実際は自信がないということを意味しています。今後、業界・職種別の年収相場情報の提供(63.9%)や、プロによる交渉代行が求められているのが現状です。
結論
調査から得られたデータは、ITエンジニアにとって年収交渉が高い成功率を示す一方で、心理的な障壁が依然として存在することを浮き彫りにしています。エンジニアが安心して交渉に臨めるようにするためには、具体的な年収相場の情報提供や、転職エージェントのサポートが不可欠であると考えられます。これにより、ITエンジニアが納得のいくキャリアを築くための環境整備が進むことが期待されます。
本調査の詳細な情報は、
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