グロービスのアセスメントテスト「GMAP」が80万人を超える受験者数を記録
最近、株式会社グロービスが提供するアセスメントテスト「GMAP」の累計受験者数が80万人を超えたことが発表されました。グロービスは、法人向けの人材育成サービスを通じて、その需要が急速に拡大していることを示しており、特に日経平均銘柄企業の225社の中で88%がこのテストを導入しています。この数字は、企業が人材育成においていかに力を入れているかを示す重要な指標です。
GMAPの特徴とその成長
GMAPは、ビジネスパーソンに求められるスキル、特に「思考力」や「経営スキル」を測定するために設計されています。1997年にサービスを開始して以来、年々その導入企業が増加し、受験者の数も着実に増えています。このテストが注目される背景には、企業における人材の能力を可視化したいというニーズが高まっていることがあります。「人的資本経営」という新しい視点から、データに基づく育成や配置の必要性が強調されています。また、GMAPは採用活動や昇進試験にも活用され、社員の成長を可視化するための重要なツールと捉えられています。
eラーニングの普及と人材育成の新たなアプローチ
グロービスでは、GMAPだけでなく、eラーニングを含む多様な教育プログラムを提供しています。その中でも「GLOBIS 学び放題」は特に人気があり、日経225企業の約8割に導入されています。企業は「社員一人ひとりの成長が組織力の向上につながる」と認識し、積極的に学習機会を提供するようになっています。このプラットフォームでは、階層別に推奨コースが用意されており、企業は社員に必要なスキルを体系的に提供しています。
また、最近のAI技術の進展により、人材育成においてはAIスキルの習得が重要視されています。「GLOBIS 学び放題」では、2025年から新たに提供される「AI WORK SHIFT」や「AI BUSINESS SHIFT」といったコースを通じて、AIリテラシーに加え、人間ならではの能力を強化する支援をしています。
グロービスが今後目指す方向性
グロービスの企業研修部門を担当するマネジング・ディレクターの花崎徳之氏は、企業の持続的成長には経営戦略と人材戦略を統合することが必要だと述べています。人材ポートフォリオの最適化や次世代リーダーの育成、一人一人のキャリア自律を促す仕組み作りが重要だとしています。グロービスは、これらを実現するために最新の学習コンテンツを提供し、企業の人的資本経営を支援する方針です。
このように、グロービスは柔軟で実践的な学習環境を提供し続け、時代の変化に適応した人材育成を通じて、ビジネスパーソンの成長をサポートしています。今後もその功績に注目が集まることでしょう。
参考情報
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