新しいXR体験
2021-03-23 11:00:05

地域共創型XR空間の構築が進む!渋谷と札幌で新しい体験を提供

1. 背景と目的



近年、社会の利便性が変わり、ニューノーマルの時代が進んでいます。特に、時間や空間による制約から解放される仮想環境の重要性が増しています。この新たな潮流に乗る形で、DNP(大日本印刷)は「XRコミュニケーション事業」を開始しました。この事業は、リアルとバーチャルの空間を融合させることで、ユーザーに新しい体験を提供することを目指しています。

2. XRコミュニケーション事業の内容



DNPのXRコミュニケーション事業は、「ミラーワールド」という新しい概念を基にしています。これは、現実の情報を仮想空間にリアルタイムで反映させることで、リアルと仮想の両方の空間を活かすものです。国内のXR市場は急速に成長しており、2025年には1兆1,952億円に達する見込みです。これに対応する形で、DNPはパートナー企業と連携しながら、誰もがアクセスしやすい安全な空間を作り出します。

「PARALLEL CITY」という名称の下、地域共創型のバーチャル空間の構築を推進しています。このシステムは、年齢や性別を問わず誰でも安全に楽しめる機能を提供することを目的としており、利用者同士のコミュニケーションも促進するよう設計されています。

3. 渋谷区立宮下公園と札幌市北3条広場



このプロジェクトの一環として、DNPは札幌市北3条広場と渋谷区立宮下公園の2つの拠点を立ち上げます。札幌市の北3条広場は、観光名所の一つである旧北海道庁赤れんが庁舎の近くに位置し、地域の魅力を高める拠点として機能します。ここでは、文化、観光、スポーツを通じて地域の価値を向上させることが目指されます。

一方、渋谷区立宮下公園は多様性に富んだ地域の人々が集まる場として2020年にオープンしました。この公園はリアルとバーチャルの交差点として、公共空間の活用を進めています。DNPはこのプラットフォームを利用して、公園の文化やカルチャーをさらに発信し、地域貢献を目指す取り組みを行います。

4. DNPの未来展開



DNPは、今後も地域のパートナー企業と共に日本各地における公認空間の展開を計画しています。2021年中には渋谷と札幌を皮切りにさらに多くの拠点を増やし、2030年ごろには全国に30拠点に達する予定です。この取り組みを通じて、DNPは新たな文化価値を創造し、経済の活性化にも寄与していくことを目指しています。

多様なコンテンツホルダーとも手を組み、デジタル技術を駆使して博物館や美術館の所蔵品のデータを発信し、一般の人々が手に取りやすい形で文化に触れる機会を提供します。

5. おわりに



新しいXRコミュニケーション事業がもたらすものは、地域の魅力を引き出し、多様な文化を楽しむ新しい体験です。DNPの取り組みによって、地域共創型の未来が広がっていくことを期待しましょう。

会社情報

会社名
大日本印刷株式会社地域共創型XRまちづくり
住所
東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
電話番号

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