麒麟山酒造が贈る特別な日本酒『真珠の稔』
新潟県阿賀町にある麒麟山酒造株式会社が、2025年10月20日より、米づくりの取り組み30周年を記念して、日本酒『真珠の稔(しんじゅのみのり)』の販売を開始します。この特別な一本は、地元の農家との協力によって育てられた阿賀町産の米100%を使用しており、創業以来の理念を体現したものとなっています。
地元と共に歩んできた30年の道のり
麒麟山酒造の歴史は1843年に遡り、新潟を代表する淡麗辛口の酒蔵として知られています。特に、農業が盛んなこの地域においては、地元の米を酒造りに必要不可欠な要素と位置づけ、1995年に「奥阿賀酒米研究会」を結成しました。この活動の目的は、「すべての酒米を地元・阿賀町で育てる」という理想を実現することです。
当初、初年度の収穫量は必要量のわずか6%に過ぎませんでしたが、2011年に設立された「アグリ事業部」の支援と地元からの協力があったことで、2018年には全ての酒造りに関して阿賀町産の米を使用することが可能となりました。この取り組みは、地域の活性化と農業の振興にも寄与しています。
また、地域の持続可能な発展を目的とした「麒麟山米づくり大学」の開校(2023年)により、次世代へと知識を継承する努力も行っています。この大学では、実際に農作業を行いながら、地域の歴史や文化を学ぶことができるプログラムを提供しています。
30周年記念酒『真珠の稔』の商品特徴
『真珠の稔』は、農家と麒麟山酒造の30年にわたる共同の成果を象徴する特別な日本酒です。結婚生活30年を祝う「パール婚」と同様に、農家との関係も真珠のように価値のあるものであると感じています。味わいは、心地よい旨みが後から続く独特のキレを特長としており、これまでの努力が凝縮された一本に仕上がっています。
- - 内容量: 720ml
- - 原材料名: 米(新潟県産)、米こうじ(新潟県産米)
- - 精米歩合: 55%
- - アルコール分: 17度
- - 税込価格: 2,750円
- - 販売期間: 2025年10月20日以降、数量限定で販売
- - 販売場所: 特約店や新潟県内のスーパーマーケット(一部取り扱いのない店もあり)
麒麟山酒造の未来
麒麟山酒造は、常浪川の超軟水を利用し、農家の方々が育てた米を使って丹精込めた酒造りを続けていきます。地元への愛情あふれる蔵人たちが信じるのは、日本酒が地域の明日をつなぐ存在であるということ。今後も、すっきりした辛口の日本酒の提供を目指し、地域に根差した酒造りを続けていく方針です。
問合せや詳細情報は、
麒麟山酒造の公式ウェブサイトをご覧ください。
お酒は20歳以上の方にのみ販売されています。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の方の飲酒はお控えください。