ハロウィンを盛り上げる新しい絵本のご紹介
近年、お子さんにとってハロウィンは特別な日となり、年間行事の中でも重要な位置を占めるようになってきました。コスチュームを身にまとい、保育園や幼稚園での行事を楽しんだり、友だちとのハロウィンパーティで賑わったりする姿を見ると、その喜びが伝わってきます。そんな楽しいハロウィンの雰囲気をさらに高めてくれる新しい絵本が、岩崎書店から発売されました。それが「だれだとおもう?コンコン、ばぁ~!」です。
この絵本は、ハロウィンのきらびやかな一日をテーマにしており、ドアをノックするところから物語は始まります。ノックをした後ドアを開けると、まるで自分がその場にいるかのようなワクワク感で、キャラクターたちが次々に現れ、お菓子が手渡される様子が描かれています。楽しさだけでなく、誰かにプレゼントをする喜びが盛り込まれている点も、この本の魅力の一つです。
物語の構成と楽しみ方
「だれだとおもう?コンコン、ばぁ~!」は、おかしをもってやって来るねこさんの姿から始まります。ドアをノックして、誰が来るのかを想像し、その後「ばぁ~!」と現れるほねほねくんなど、可愛らしいキャラクターたちが次々に顔を見せる構成になっています。子どもたちにとって、ドアを開ける前に誰が来るのかを考えることで、想像力を広げるきっかけになります。この本を通じて、親子の会話も生まれ、楽しいコミュニケーションの時間が持てることでしょう。
本書の一番のポイントは、最後に待ち受けている鏡のシートです。ドアの向こう側に鏡が設けられており、子どもたちは自分の顔を見つめて思わず笑顔になる仕掛けが用意されています。「このおうちに住んでいるのは、だれだと思う?」と問いかけられたとき、子どもたちはきっと楽しみながら自分自身を探るでしょう。イラストの中には、隠れたヒントが散りばめられており、それを見つける楽しみも提供しています。
著者とイラストレーターの魅力
本書の制作に携わったのは、キャティ・ウーリーさんとグラシャ・オリィコさんです。キャティ・ウーリーさんは長年にわたり児童書の企画や編集に携わり、特に子どもたちの好奇心ややさしさを育むアイデアに定評があります。彼女の思いが詰まったこの絵本は、子どもたちにとって新たな発見が待っていることでしょう。
一方、イラストを手がけたグラシャ・オリィコさんは、ウクライナ出身の実力派イラストレーターで、可愛らしいキャラクターの表現に定評があります。彼女の描く動物たちは生き生きとしており、読者を物語の世界へと引き込む力があります。動物への愛情を注ぎ、実際に犬や猫と暮らす彼女ならではの温かみのあるイラストが、作品に優しさを与えています。
結論
「だれだとおもう?コンコン、ばぁ~!」は、ハロウィンをテーマにした新しい絵本であり、子どもたちにとっての楽しみが詰まった作品です。仮装やお菓子、そして愛らしいキャラクターたちが待っています。この絵本を通じて、子どもたちにハロウィンの特別な体験をぜひ与えてあげてください。
書籍は全国の書店やネット書店で販売中ですので、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。