キャディが目指すもの
キャディ株式会社は、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」というミッションを掲げています。この背景には、製造業が抱える課題を解決し、業界全体の効率を高めようという想いがあります。
最近、キャディは製造業向けのAIデータプラットフォーム『CADDi』に関する追加出資を受けることとなりました。この出資は、グローバル・ブレイン株式会社とSMBCベンチャーキャピタル・マネジメント株式会社が運営する「SMBC-GBグロースファンド」を通じて行われます。
『CADDi』の機能と成長
『CADDi』は、製造業のエンジニアリングチェーンやサプライチェーン上の膨大なデータを分析し、関連付けることで生産活動や意思決定の質を向上させるためのツールです。このプラットフォームは、独自のテクノロジーと専門知識に基づいて設計されており、企業が持つ経験やデータを資産化するプロセスを加速します。
実際に、キャディは日本国内だけでなく、ベトナム、タイ、アメリカを含む国々でも展開しており、SaaSとしての成長指標であるT2D3を上回る成績を上げています。最近では、多数の企業が『CADDi』を導入することによって、調達コストの削減やリードタイムの短縮などを実現しています。
今後の展望
今回の追加出資を受け、キャディは『CADDi』の機能拡張やAI技術のさらなる開発を進め、国際的な事業展開を強化する計画です。これにより、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が一層進むことが期待されています。
グローバル・ブレインはキャディの迅速な成長と、導入企業からのポジティブなフィードバック、さらには経営陣とそのチームの強さを評価し、追加出資を決定しました。今後も多方面からの支援を通じて、キャディのさらなる発展を促進していく方針です。
これまでの資金調達
この出資はキャディにとって重要なマイルストーンであり、2018年12月以降の数回の資金調達に続くものです。特に2021年の調達以降、キャディは着実に成長を続けており、企業のニーズに応える柔軟性と革新性を持つプラットフォームとしての地位を確立しています。
まとめ
製造業の未来を支えるキャディ株式会社の取り組みは、今後ますます注目されるでしょう。新たな出資や技術開発によって、より多くの企業が『CADDi』の恩恵を受けることになると期待されます。日本国内のみならず、海外展開も本格化する中で、キャディの今後の動向に目が離せません。