群馬発！栗原医療器械店が欧州スタートアップと手を結び地域医療を革新

群馬県太田市に本社を構える株式会社栗原医療器械店は、2025年7月22日(火)に開始される「Gunma×EITグローバルアウトリーチプログラム」に選ばれたことを発表しました。このプログラムは、群馬県と欧州連合の機関である欧州イノベーション・技術機構(EIT)との共同で進行され、発展途上の医療システムに革新をもたらすことを目的としています。

群馬県の医療課題を解決する取り組み

群馬県では、人口に対する医師数が全国平均を下回っていることが厚生労働省の報告でも明らかになっており、地域ごとの医療体制の脆弱性が指摘されています。このような背景の中、栗原医療器械店は県が運営する官民共創スペース「NETSUGEN」で、地域医療の課題に対する革新的な解決策を探し続けています。EITとの連携の下、群馬の医療システムを強化し、国内外のスタートアップと協力することで、地域の医療の新たな可能性を探ることが決まりました。

当社のオープンイノベーションユニットは、スタートアップとの協業を中心に構築されており、概念実証（PoC）や医師との接点構築、さらに薬事申請に関する支援を行い、医療機器の日本市場への進出を全般にサポートしています。これまでの実績が評価され、このプログラムに正式に参加することが認められました。

新規ビジネスと地域医療の強化

私たちは地域医療に貢献することを使命とし、医業に集中できる環境を整えることを目指しています。そのため、国内外のスタートアップ企業と共に、AI技術やセンシング機器を駆使して業務プロセスの効率化を推進しています。EITが推奨する欧州のスタートアップが日本市場へ進出する際の公式なコンタクトポイントとして機能し、EITとのさらなる連携を進めることで、地域課題を解決する先進的な企業を育成する計画です。

Gunma×EITプログラムの意義

このプログラムは、EITのグローバルアウトリーチイニシアティブの一環として日本で初めて開催され、群馬県が選ばれたことには特別な意義があります。これまでシリコンバレーやカナダ、英国で行われてきた国際的な連携プログラムとして、地域の企業に新しいビジネスモデルを提供します。また、このプログラムは、群馬県内企業のビジネス創出の機会を広げるだけでなく、欧州スタートアップにとっての日本市場への入り口となります。

栗原医療器械店のミッション

栗原医療器械店は1952年に設立され、以来医療機器の供給や介護・福祉サービスの向上に努めてきました。我々の使命は、地域医療や福祉の現場で役立つ最適な製品と革新的なアイデアを提供し、皆様が健康で豊かな生活を送れるサポートをすることです。我々の取り組みが地域医療の未来に貢献できるよう、日々努力を続けていきます。

EITやスタートアップとの関わりを深め、地域医療の向上を図る栗原医療器械店の姿勢には、未来への期待が込められています。地域の医療課題解決への新しい挑戦が始まります。