CO2・温湿度を見える化する新センサーソリューション登場

目に見えない空気環境を見える化

近年、空気環境に対する関心が高まっています。その中で、特にCO2濃度や温湿度の管理が重要視されるようになりました。感染症の空気感染リスクを低下させ、熱中症の予防にも寄与するために、CYBERDYNE Omni Networks株式会社は新しいセンサーソリューションを開発しました。このセンサーは、LoRaWAN®という無線通信技術を利用しており、リアルタイムでCO2濃度・温度・湿度を把握できるのが特徴です。

感染症対策と熱中症予防への影響

CO2濃度が上昇すると、空気感染のリスクが増加するだけでなく、集中力にも悪影響を及ぼすため、適切な空気環境の維持が求められます。また、温湿度が高くなると、CO2がさらに蓄積され、熱中症リスクが高まります。このソリューションでは、これらの要素を同時に監視し、可視化することで、健康を脅かすリスクを軽減するのです。

LoRaWAN®の活用

LoRaWAN®（Low Power, Long Range）は、省電力かつ長距離通信が可能なIoT向け無線通信技術です。この技術を用いることで、従来のBluetoothやWi-Fiではカバーしきれなかった広範な施設の環境を安定して監視できます。特に配線が難しい場所や、広範なエリアを持つ施設においては、その実力を発揮します。

簡単操作のWebダッシュボード

新しい製品には、使いやすいWebダッシュボードが備わっており、ユーザーは直感的にデータを確認できます。CO₂、温度、湿度のリアルタイムデータを見える化し、異常が発生した場合には即座にアラートを通知します。センサーの電池状況や通信状況の把握も容易で、トラブルを未然に防ぐことが可能です。過去のデータも取得できるため、傾向分析や報告書作成にも役立ちます。