黒猫ミステリー賞受賞作『時計は二度凍らない』
株式会社産業編集センターから、2025年9月16日に待望の新作が発表されます。それが第3回「黒猫ミステリー賞」を受賞した『時計は二度凍らない』です。著者は魚崎依知子で、物語はトラウマを抱える少女が因縁の事件に立ち向かう姿を描いています。
黒猫ミステリー賞とは?
黒猫ミステリー賞は、2021年に設立された公募の文学賞であり、特に自由で大胆な発想のミステリー小説を対象としています。今回は240件の応募作品の中から、見事受賞に輝きました。審査員が評価したのは、登場人物たちの心情や、雪解けの春を思わせる結末の描写。
あらすじ
物語の主人公は、殺人事件で親友を失った小学生の志緒です。彼女はそのショックが原因で身体の成長が止まってしまいましたが、4年後には高校に進学し、再び自分の人生を取り戻そうと奮闘しています。しかし、そこに親友の妹が誘拐されたという知らせが届き、彼女の生活は再び危機にさらされます。
志緒は小児科医の戸増と共に、過去の事件との関連性を探り始めます。そして、現場に残された指紋から同一犯の可能性が浮上する中、友人たちと共に事件の真相を追求していくのです。
新作の試し読み
この出版を記念して、産業編集センターのnoteでは『時計は二度凍らない』の冒頭15ページを公開しています。この機会に作品に触れてみるのはいかがでしょうか。
書誌情報
- - 著者: 魚崎 依知子
- - 装画: ちょむ
- - 仕様: 四六判(並製本)、360ページ
- - 定価: 本体1,700円+税
- - ISBN: 978-4-86311-460-9
詳しい書籍の情報は、
こちらからご覧いただけます。
魚崎依知子のプロフィール
魚崎依知子は、鳥取県出身の作家で、過去には『夫恋殺 つまごいごろし』や『お宅の幽霊、成仏させます!』などの作品を発表しています。他の著作についてもぜひチェックしてみてください。
次回の黒猫ミステリー賞
黒猫ミステリー賞の次回応募締切は2025年9月25日です。プロアマ問わず、新しいミステリー作品を多く募集しています。興味がある方は、公式サイトで詳細を確認してください。
『時計は二度凍らない』、ぜひ発売日に手に取ってみてください。新たなミステリーの幕開けに期待しましょう。