アスエネ株式会社がAnyflow株式会社を完全子会社化
アスエネ株式会社(以下、アスエネ)は、SaaS事業者向けAPI連携プラットフォームを提供するAnyflow株式会社(以下、Anyflow)を完全子会社化したことを発表しました。これにより、アスエネグループに参画し、脱炭素経営のさらなる推進を目指します。
脱炭素経営の重要性
アスエネは、2050年までのカーボンニュートラル達成を目指し、CO2排出量の見える化、削減、報告を行うクラウドサービス「ASUENE」を提供しています。また、ESG評価サービス「ASUENE ESG」といった様々なマルチプロダクトを展開し、企業の脱炭素化を支援しています。
一方、Anyflowは「人の時間を創る」というミッションのもと、外部のSaaSとのAPI連携を最短1週間で実現するプラットフォーム「Anyflow Embed」を提供しています。このソリューションは、ベンチャーから大手企業まで幅広く採用されており、会計、人事労務、営業などの領域でデータ連携に貢献しています。
グループインの意義
Anyflowはアスエネグループに参画することで、ERPやSaaSとのデータ連携を効率化し、CO2排出量に関するデータの収集と見える化を進めます。これにより、脱炭素経営を実現するために必要な一次データの取得精度を向上させます。
アスエネの強力な営業基盤を活用することで、Anyflow Embedの販売網を拡大し、製品のさらなる強化を目指すのも大きな成果となるでしょう。この提携は日本国内だけでなく、グローバルな脱炭素社会の実現にも貢献するものと期待されています。
両社代表のコメント
Anyflow株式会社の代表取締役CEO坂本蓮氏は、「アスエネグループの一員となれることを大変嬉しく思います。これにより、Anyflowの既存事業を成長させ、API連携技術を通じてCO2排出量データの収集効率を向上させることができます」とコメント。
一方、アスエネ代表取締役CEO西和田浩平氏は、「Anyflow社の参画により、CO2排出量の自動算定活動が進み、脱炭素化に向けた取り組みを効果的に推進します」と述べ、両社の強力な連携を期待しています。
API連携プラットフォーム「Anyflow Embed」
SaaS事業者向けのAPI連携プラットフォーム「Anyflow Embed」では、ノーコードエディターやSDKを用いて迅速にAPI連携を構築できます。これにより、自社プロダクトの競争力を高めることが可能です。
連携先のSaaSのAPIが更新された際の対応機能や、エンドユーザー管理機能を備えているため、運用コストを抑える効果も期待できます。CSVを使用したデータ連携など、幅広いニーズに対応可能です。
今後の展望
Anyflowは今後も、デジタルトランスフォーメーションを進め、企業が抱えるAPI連携の課題に対して新しい解決策を提供していくことを目指します。アスエネとのシナジーを活かし、持続可能な社会の実現に向けた新しい価値創造に取り組んでいくことでしょう。
お問い合わせや詳細情報については、それぞれの公式ホームページをご覧ください。アスエネとAnyflowの連携によって、脱炭素社会への歩みがさらに加速することに期待が寄せられています。