ICRC総裁モスクワ訪問
2024-09-17 16:36:11

ICRC総裁がモスクワ訪問、人道支援の現状と保護について協議

ICRC総裁モスクワ訪問の目的



赤十字国際委員会(ICRC)の総裁、ミリアナ・スポリアリッチ氏がモスクワを訪れました。彼女の訪問は、ロシア政府高官との非公開の協議を目的としています。この訪問中、ICRCは国際的な武力紛争における重要な問題について話し合う予定です。

人道支援の脅威と国際的義務



今回の訪問では、特に捕虜や行方不明者に関する問題が重要な議題として扱われます。ロシアとウクライナ間の紛争に関連するこれらの案件は、国際人道法に基づく義務を再確認する絶好の機会です。最近、ドネツク地方での物資配付準備中に発生した砲撃により、同じくICRCのスタッフが命を落とす事態が発生しました。このような悲劇は過去2年間に急増しており、ICRCは強く非難の意を表明しています。

スポリアリッチ総裁の声明



スポリアリッチ総裁は、紛争当事者による人道支援スタッフの保護の重要性を改めて強調し、国家間の対話の重要性を訴えています。ICRCのミッションは、ジュネーブ諸条約に基づく人道的義務を他国と再確認し、戦争による苦痛を最小限に抑えることです。そのためには、各国の指導者たちに人道的ニーズに対応するICRCの取り組みを理解してもらう必要があります。

その他の課題と今後の展望



今回の協議では、ロシアのみならず、ミャンマーやガザ地区、スーダンにおける人道的課題も取り上げられる予定です。各国の紛争状況がもたらす影響について建設的な対話が行われ、人道支援の現状や課題が具体的に議論されます。

赤十字国際委員会(ICRC)とは



1863年にスイスのジュネーブで発足したICRCは、「敵味方の区別なく、傷ついた人はすべて救う」という理念のもと、戦争の犠牲者に寄り添っています。政府や反政府勢力といったすべての紛争当事者と対話し、国際人道法の守護者として活動しています。ICRCの提供するサービスには、生活自立支援、食料と水、避難所の提供、戦争捕虜や被拘束者の訪問、トラウマ治療など多岐にわたります。

現在、ICRCは約100カ国で1万8千人以上の職員が「公平・中立・独立」を原則に活動を行っており、その実績は世界中で高い評価を受けています。

国際人道法については、ICRCの公式サイトで詳細を確認できます:https://jp.icrc.org/information/what-is-international-humanitarian-law/


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会社情報

会社名
赤十字国際委員会
住所
東京都港区赤坂1-11-36レジデンスバイカウンテス320
電話番号
03-6628-5450

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