Shureが新たな会議用システムを発表
音響機器のリーディングカンパニー、Shureが最近、会議用に特化した新製品「IntelliMix™ Room Kit」を発表しました。このシステムは、Windows版Microsoft Teams Rooms向けに設計されており、小規模から大規模(最大10m x 5.5m)までの会議室に簡単に導入できる点が特徴です。具体的には、卓越した音声および映像性能、容易なセットアップ、強固なセキュリティ、そしてクラウド管理機能を兼ね備え、現代の会議体験を一新することを目指しています。
優れた音声・映像性能
明瞭な音声は会議参加者やAIツールの精度において極めて重要な要素であり、Shureの「IntelliMix Room Kit」は、1世紀にわたる音響技術を基盤とし、Teams Rooms向けに最高の音質を提供します。特に、Microsoft 365 CopilotなどのAIツールを活用する際には、クリアな音声が求められます。
Shureのチーフテクノロジーオフィサーであるサム・サベットは、「AIを活用した会議において、クリアで正確な音声の収音は不可欠」だとし、高品質な音声が言葉の抑揚や感情、トーンの微妙な違いを伝える重要なファクターであると強調しています。IntelliMix Room Kitは、そのプレミアムな音声品質により、リモートチーム間の距離を縮め、より効率的で包括的なコラボレーションをサポートします。
また、Microsoftのシニアディレクターのアルバート・クーイマン氏も、Shureの参入を歓迎し、IntelliMix Room Kitの音響技術が日々の会議体験を向上させると期待を寄せています。
シンプルなセットアップ
IntelliMix Room Kitは、シンプルなセットアップが魅力です。自動設定機能により、オーディオとビデオ機器の設定が自動で行われるため、ユーザーは機器を繋いで電源を入れるだけで、すぐに会議を始められます。Teams Roomsアカウントでログインするか、Windows AutopilotとAutologin for Teams Roomsを使用することで、時間を節約できます。
さらに、Teams RoomsにプリインストールされたIntelliMix® Roomソフトウェアにより、MXA902シーリングアレイスピーカーホンとの接続もスムーズ。高性能なオーディオプロセッサ機能により、ノイズを除去し必要な声を強調することで、クリアな音声と高精度な文字起こしが実現されます。
AIによる映像処理
AIを活用したHuddlyビデオカメラは、参加者を自動的にフレーミングし、臨場感あふれる会議映像を提供します。サム・サベットは、企業が求めるのは選定から購入、設置、管理までを簡素化するソリューションであると述べ、ShureはMicrosoftと協力し全ての会議室ニーズに応える総合的なソリューションを提供することを目指しています。
スケーラブルなソリューション
Shureは、会議室の規模に応じた4種類のルームキットを用意。これにより、企業は部屋のサイズに応じて最適なシステムを選ぶことができ、あらゆるスペースで卓越した会議体験を実現します。
- - IntelliMix Room Kit 30: 小‐中規模室向(最大6m x 5.5m)
- - IntelliMix Room Kit 50: 中‐大規模室向(最大10m x 5m)
- - IntelliMix Room Kit 70: 大規模室向(最大10m x 5m)
- - IntelliMix Room Kit 80: 大規模室向マルチカメラ(最大10m x 5.5m)
これらの製品はMicrosoft Teamsの認証プロセス中であり、導入後はTeams Admin CenterやShureCloudを通じてシステムの監視が可能です。
長期的なサポート
お客様の投資を守るため、Shureでは標準の限定保証に加えて、3年間の延長保証オプションを提供。最長で5年間の保証期間を通じて、製品のサポートを約束します。これにより、企業は安心してIntelliMix Room Kitを導入できます。
展示会のお知らせ: 本製品は、2025年2月4日から7日に開催されるISEに出展予定で、Shureのブースは3N300に設置されます。
詳細情報: より詳しい情報は
Shure公式サイトをご覧ください。
Shureについて
Shureは1925年に設立され、約1世紀にわたって音響機器の革新を続けてきました。マイクロホン、ワイヤレスマイクシステム、会議システムなど、品質と性能で知られる製品群を展開し、世界中で支持されています。