プロの料理人が選んだ器を次の使い手に届ける新たな試み
京都を拠点にするノーブルトレーダース株式会社が運営するテーブルウェア専門店「ル・ノーブル」は、プロフェッショナル向けに展開する「うつわのサブスクリプション」サービスを手掛ける株式会社CULTURE GENERATION JAPANと連携し、プロの料理人が使用したテーブルウェアの販売を開始することを発表しました。この取り組みは、飲食店で役目を終えた器を次の使い手へつなぐための新たな循環モデルを提案するものです。
「器の新しい循環」とは
このプロジェクトは、「使い終わった器を次の使用者に渡す」という理念に基づいています。料理人たちが選ぶ器にはそれぞれ独自の物語があり、季節ごとのメニューや店舗リニューアルに伴い、不要になることもあります。しかし、まだ使える器を処分することには心理的な抵抗もあり、飲食店側はその取扱いに苦慮していました。この取り組みは、そうした悩みを解決するためにスタートしました。
次の使用者への架け橋
ノーブルトレーダース株式会社は、器を受け継ぎたい一般のお客様と、使用できるけれども不要になった飲食店をつなぐ役割を果たします。これにより、プロの料理人が使用してきた器の魅力が一般の家庭に届くことが期待されています。販売される器は、多くが1点限りであるため、各器との出会いは一期一会のものとなるでしょう。
プロの目による器の選択
「ル・ノーブル」が取り扱う器は、料理人が実際に使用してきたもの。プロの現場で培われた風合いや変化が魅力であり、その一方で、一般の市場では出会えないレアなアイテムも取り揃えています。お客様が実際に手に取ることで、器の美しさや質感を体感できることが重要とされています。なお、当面は実店舗での販売のみを予定しており、オンラインでの取り扱いは行っていません。
循環型経済に向けての挑戦
日本では、テーブルウェアのリユースは一般的ではありません。環境省のデータによると、飲食店から排出される産業廃棄物の中には多くの陶磁器が含まれ、これらのリサイクルは難しいとされています。そこで、「ル・ノーブル」は廃棄ではなく、次の使い手へつなぐ循環の仕組みの構築を目指します。「新品の購入」に代わる価値観、「良い器を受け継ぎ、長く使う」という選択肢を広げることで、器の持つ価値と物語を未来に受け継いでいくことを計画しています。
作り手の技術や料理人の感性が込められた器は、使われることでその価値が失われるものではありません。「人から人へ」「店から家庭へ」と器を育てていく社会の実現を目指します。
販売情報
販売内容: プロユースとして使用されたテーブルウェア(セカンドハンドの器)\
販売店: ブランド洋食器専門店 ル・ノーブル神戸三宮店\
住所: 兵庫県神戸市中央区御幸通8丁目1-6 神戸国際会館3階\
電話番号: 078-230-4100\
営業時間: 11:00 ~ 17:00(日曜定休)\
アクセス: 神戸国際会館入口より東エレベーターで3階
「ル・ノーブル」の新しい取り組みは、器がどのように私たちの生活に潤いをもたらすのかを考える良い機会です。器の持つストーリーや文化を次の世代へとつなげていくことに、是非参加してみてはいかがでしょうか。