高瀬寛CEOがQ-STARの理事に就任
OptQC株式会社(東京都・豊島区)の代表取締役CEO、高瀬寛氏が量子技術の新産業創出を目指す一般社団法人「量子技術による新産業創出協議会」(Q-STAR)の理事に就任した。この任命は、量子技術の進展を背景にしたもので、特に光量子コンピュータの研究開発に取り組むOptQCにとって、さらなる成長を促す契機となる。
Q-STARは2021年に設立され、量子技術に関連する国内最大の業界団体であり、現在では145社以上の企業、大学、研究機関が参加している。この団体は、量子技術の社会実装や教育・人材育成、政策提言など多岐にわたる活動を展開しており、産業界・学術界・行政の協力によって量子分野での革新を目指している。
高瀬CEOの理事就任は、OptQCとQ-STAR間の連携を一層強化し、量子コンピュータのハードウェア開発において実践的なアプローチを取り入れることが期待されている。この協力関係を通じて、量子技術を社会に実装し、新たなビジネスモデルの創出にも寄与していく意向が伺える。
高瀬CEOのコメント
「このたび、Q-STARの理事に就任することとなり、大変光栄に思います。Q-STARは、日本における量子技術の産業化を牽引する中核的な組織であり、その活動は今後の量子産業の発展において極めて重要な役割を果たすものと認識しています。OptQCとしては、光量子コンピュータの開発を通じて、量子技術を実際に利用可能な計算基盤として社会に届けることを目指しています。理事としての役割を通じ、Q-STARの取り組みに貢献し、量子技術がより多くの人や産業に活用される環境を作っていきたいと思います。」
Q-STARの活動と目標
Q-STARは、量子技術がもたらす新たな産業機会の創出を目的に、産業間のシナジーを生み出すエコシステムを構築している。日本政府も量子技術を国家戦略に位置づけ、利用者を1,000万人に拡大することやユニコーン企業の創出を目指しており、Q-STARの役割はますます重要になっている。高瀬CEOの加入により、量子コンピュータ分野における経験や知識がQ-STARにもたらされ、今後の先駆的な活動が期待される。
OptQCについて
OptQC株式会社は、光量子コンピュータの研究・開発を行うスタートアップだ。これまでに培った技術を基に、量子計算基盤の実用化を目指しており、量子技術の産業化にも積極的に貢献している。今後のQ-STARでの議論や取り組みにも参加し、量子産業の発展に寄与していく意向を示している。
まとめ
高瀬寛CEOのQ-STAR理事就任は、OptQCにとって新たな一歩であり、量子技術がより多くの産業に浸透するきっかけになると期待される。今後もこの活動に注目していきたい。
【OptQC株式会社 概要】
- - 所在地:東京都豊島区西池袋1-21-7 住友不動産池袋西口ビル10階
- - 設立:2024年9月2日
- - 事業内容:光量子コンピュータの研究・開発・提供
- - 公式URL:OptQC
【Q-STAR 概要】
- - 名称:一般社団法人量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)
- - 所在地:東京都新宿区
- - 代表理事:島田太郎(株式会社東芝社長)
- - 設立:2021年9月1日
- - 会員数:145法人
- - 公式URL:Q-STAR