2025年5月12日(月)、日本計画研究所が中心となり、一財産法人電力中央研究所の池谷知彦博士を招いたセミナーが行われます。このセミナーでは、第七次エネルギー基本計画における蓄電システムの役割とその期待、さらには課題について深く掘り下げていきます。
エネルギー基本計画の意義
第七次エネルギー基本計画は、2040年から2050年にかけてのエネルギー方針を示しており、2030年のCO2排出削減目標を46%、2040年には73%に引き上げることが求められています。これを達成するためには、再生可能エネルギーと原子力が欠かせません。
太陽光や風力といった再生可能エネルギーは、天候に左右されるため、その安定供給が難しいという課題を抱えています。一方、原子力に関しては、現在の技術では定格運転のみが可能であり、電力供給において需要と供給のバランスを保つためには、蓄電技術が重要となります。
蓄電システムの役割と課題
本セミナーでは、まず「カーボンニュートラル社会実現に向けて」蓄電システムがどのように貢献できるのか、その具体例を考えていきます。次に、蓄電システム自体の期待と課題について検討します。このシステムは、発電した電力を貯蔵することで、電力需要のピークに対応したり、不安定な再生可能エネルギーの出力変動を補完したりする役割があります。
リチウムイオン電池の問題
さらに、近年注目されているリチウムイオン電池についても議論されます。特に火災事故のリスクについては、市民の理解を深めるための重要な課題となっています。池谷博士は、リチウムイオン電池の安全性や、その導入に際しての課題についても言及します。
受講方法と特典
参加者は、会場での受講やライブ配信、さらにはアーカイブ配信の選択肢から自分の都合に合わせた方法で参加できます。受講料は個人向けが37,620円(税込)、2名での同時申込では32,620円(税込)と、公共団体の方には特別な割引も用意されています。
セミナー終了後には、受講者同士のネットワーキングの場を設け、講師への質問も受け付けています。蓄電システムに関する深い洞察を得られるこの機会をお見逃しなく。
詳細とお申し込み
セミナーの詳細やお申し込みに関する情報は、
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