2025年7月23日(水)18時から東京日本橋で、「分散型臨床試験(DCT)シリーズ」の第3弾イベントが開催されます。主催は株式会社AKT Healthで、国内でのDCTネットワーク構築を目的とした取り組みです。
このイベントでは、効率性を向上させるためのデジタルソリューションの活用について多方面からの視点が共有されます。製薬企業、医療機関、アカデミア、ヘルステック企業の専門家が集まり、現在の課題や展望について議論する予定です。さらに、参加者同士のつながりを深めるネットワーキングの機会も設けています。
分散型臨床試験(DCT)は、治験や臨床研究において、被験者の負担を軽減しつつ、参加者の募集や試験の実施効率を向上させる新たな手法として注目されています。特に最近のデジタルテクノロジーの発展により、遠隔診療を利用した実施例が日本でも増えていますが、運用面やセキュリティ等の課題は依然として残っています。
開催日は2025年7月23日(水)、会場は日本橋ライフサイエンスビルの10階です。参加は無料で、会場参加者は50名までで、応募者が多い場合は主催者の判断が入る可能性があります。
イベントのスケジュールも多彩です。開会挨拶、基調講演、パネルディスカッション、Q&A、ネットワーキングと続きます。基調講演にはMSD株式会社の副本部長が登壇し、臨床試験の効率化についての考えを述べます。また、座長を務めるのは東京センタークリニックの理事長です。
このDCTsシリーズは、2024年11月から開始し、4ヶ月ごとに開催される予定です。デジタルヘルス、リアルワールドエビデンス、患者エンゲージメントなどに関する専門家のプレゼンテーションを通じ、DCTの最新トレンドやイノベーションについての知見を深める機会を提供します。参加者同士のコミュニティ形成やDCTネットワークの構築も目指しており、つながりを強めることが期待されています。
これからの医療において、DCTは重要な役割を果たすことになります。医療機関や企業が効率的に連携し、デジタルソリューションを活用することで、より多くの患者に治験参加の選択肢を提供できる可能性が広がると言えるでしょう。
今後の分散型臨床試験の進展に注目が集まります。このイベントは、そんな重要な出発点となることでしょう。関心のある方はぜひご参加ください。