台湾企業、5G技術で世界へ!「COMNEXT」でグローバル5Gエコシステム参入
台湾政府の経済部産業発展署は、2024年6月26日から28日にかけて東京ビッグサイトで開催されたアジア最大級の光通信技術の総合展示会「COMNEXT」にて、昨年に続き2度目となる「5G Team Taiwan」ブースを展開しました。
このブースには、台湾のローカル5Gの革新的な応用技術を保有する7社のネットワーク通信企業が集結し、世界に向けて台湾の5G技術力をアピールしました。
ブースでは、5Gプライベートネットワークシステム、5G無線デバイス、コアネットワークシステム等の先端技術製品が展示されました。注目すべきは、台湾初の自主開発コアネットワークを出展した禾薪科技や、世界初の異質5Gプライベートネットワーク及びスマートマネジメントプラットフォームを発表した泰雅科技などです。
特に、HTC傘下の智宏網が発表した「5Gスーツケース」(REIGN CORE S2)は、30分以内で5Gプライベートネットワークを導入できる画期的な製品として注目を集めました。
経済部産業発展署は、台湾企業のグローバル5Gサプライチェーンへの参入を積極的に支援しており、日本からは既に大きな反響が寄せられています。今後も、台湾企業の海外市場における5Gビジネス拡大をサポートしていく予定です。
台湾の5G技術力、世界で高く評価される
台湾政府の経済部の連錦漳常務次長は、ビデオメッセージで「台湾の通信端末製品は世界シェアトップを誇り、台湾の5G基地局ネットワークシステムテクノロジー能力の安全性や信頼性は世界的に認められています。台湾がグローバルな新世代の通信テクノロジーに貢献してきた分野で、今後、グローバル企業が5Gテクノロジーのソリューションを見つける際に台湾のことを考えるように期待しています」と述べました。
また、環境大臣政務官の朝日健太郎参議院議員は、「台湾は、5G技術における研究開発と応用で既に強力なイノベーション力と市場競争力を発揮しており、将来、台湾と5G通信関連産業でより緊密な提携を図り、相互の技術交流と経済発展を促進し、アジア太平洋地域のテクノロジーの進歩を共同で推進できるよう期待している」と挨拶で述べました。
5G技術の更なる発展に期待
「5G Team Taiwan」は、グローバルな電気通信市場で評価される性能を持つネットワーク通信サプライチェーンを構築しており、グローバルサプライチェーンにおいて重要な役割を果たすことが期待されています。
今回の「COMNEXT」での出展は、台湾企業が世界市場で存在感を示すための大きな一歩となります。今後、台湾企業は、5G技術の更なる発展と、グローバルな5Gエコシステムへの積極的な参入を目指していくでしょう。
台湾の5G技術力、世界へ!「COMNEXT」出展に感じたこと
「COMNEXT」で目にした「5G Team Taiwan」のブースは、台湾の5G技術に対する意気込みを強く感じました。
特に、30分以内で5Gプライベートネットワークを導入できる「5Gスーツケース」(REIGN CORE S2)は、その手軽さと革新性で来場者の注目を集めていました。
台湾は、通信端末製品の世界シェアトップを誇り、5G技術においても高いレベルで開発を進めています。今回の出展を通して、台湾の技術力と革新性、そして世界市場への積極的な姿勢を改めて認識しました。
5Gは、今後ますます私たちの生活に欠かせない技術になっていくでしょう。台湾の5G技術は、世界の通信インフラの発展に大きく貢献していく可能性を秘めています。
今回の「COMNEXT」での出展は、台湾企業にとって、グローバルなビジネスチャンスを広げるための重要なステップとなるでしょう。今後、台湾の5G技術が世界でどのように活用され、発展していくのか、非常に楽しみです。