第46回サントリー学芸賞決定!多様な分野で新たな才能が輝く
第46回サントリー学芸賞が発表され、政治・経済、芸術・文学、社会・風俗、思想・歴史の4部門で計8名の研究者・評論家が受賞しました。
政治・経済部門では、日本貿易振興機構アジア経済研究所開発研究センター主任研究員の牧野百恵氏が『ジェンダー格差――実証経済学は何を語るか』で受賞。また、法政大学経済学部准教授の萬代悠氏は『三井大坂両替店――銀行業の先駆け、その技術と挑戦』で受賞しました。
芸術・文学部門では、国際日本文化研究センター准教授の片岡真伊氏が『日本の小説の翻訳にまつわる特異な問題――文化の架橋者たちがみた「あいだ」』で受賞。京都大学人文科学研究所准教授の呉孟晋氏は『移ろう前衛――中国から台湾への絵画のモダニズムと日本』で受賞しました。
社会・風俗部門では、早稲田大学総合人文科学研究センター次席研究員の柴田康太郎氏が『映画館に鳴り響いた音――戦前東京の映画館と音文化の近代』で受賞。慶應義塾大学総合政策学部、大学院政策・メディア研究科准教授の渡辺将人氏は『台湾のデモクラシー――メディア、選挙、アメリカ』で受賞しました。
思想・歴史部門では、九州大学大学院比較社会文化研究院准教授の小林亮介氏が『近代チベット政治外交史――清朝崩壊にともなう政治的地位と境界』で受賞。千葉工業大学未来変革科学部助教の中村達氏が『私が諸島である――カリブ海思想入門』で受賞しました。
今回の受賞者たちは、それぞれの専門分野において、深く鋭い考察と独自の視点で社会や文化を深く掘り下げ、その成果を世に問うています。彼らの研究は、現代社会を理解し、未来を展望する上で重要な示唆を与えてくれるでしょう。
サントリー学芸賞は、1979年に創設され、社会と文化を考える独創的で優れた研究、評論活動を顕彰する賞です。毎年、前年1月以降に出版された著作物を対象に選考が行われ、受賞者には楯と300万円が贈られます。
贈呈式は12月9日(月)に東京で行われる予定です。
会社情報
- 会社名
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サントリーホールディングス株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市北区堂島浜2-1-40
- 電話番号
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