神戸市営地下鉄海岸線でのアートプロジェクト「KOBE SUBWAY MUSEUM」始まり
神戸市は、新しいアートプロジェクト「KOBE SUBWAY MUSEUM」を2025年11月から2026年1月にかけて開催します。これは、神戸の北野エリアで実施されるイベント「KITANOVEMBER 2025」との連携によるもので、北野エリアと地下鉄海岸線を通じてアートを楽しむ機会を提供します。
プロジェクトの目的と背景
このプロジェクトは、神戸市営地下鉄の各駅構内にアーティストの作品を展示し、日常の空間をアートで彩ることを目的としています。地域のアーティストの作品を身近で体験できる場を提供し、市民や観光客がアートを楽しむ仕組みを構築します。この取り組みを通じて、神戸の「アートのまち」としての魅力を再発見してもらうことを狙っています。
参加アーティストと展示作品
プロジェクトでは、以下のアーティストがそれぞれの駅で作品を展示します:
- - 三宮・花時計前駅: 青山大介の「みなと神戸バーズアイマップ2025 1.17特別版」
- - 旧居留地・大丸前駅: みしまあきひろの「おもいでのにおい」
- - ハーバーランド駅: 谷正輝の「Graviternal #9」
- - 中央市場前駅: 浅山美由紀の「生命の糸」
- - 新長田駅: 吉田延泰の「空瓶 -sky bottle-」や加藤千佳の「crumble」など、多彩なアート作品が楽しめます。
これらの作品は、神戸の風景や文化を反映しており、アーティストごとに異なる魅力があります。特に神戸にちなんだテーマが数多く見られ、地域性豊かな展示となっています。
KITANOVEMBER 2025との連携
「KITANOVEMBER 2025」は、神戸・北野エリアで開催される地域文化プログラムで、各種イベントと企画展示が行われます。北野エリアを巡ることで、観光客だけでなく地域住民も新たな発見を楽しむことができる内容が用意されています。この連携により、北野の山と海岸線をアートでつなぎ、神戸全体がアートで満たされる架け橋を形成します。
QRコードでの作品購入
展示作品にはQRコードが設置されており、スマートフォンで読み取ることで、作品をオンラインで購入することが可能です。この仕組みにより、アーティストへ売上が直接還元されるモデルを採用しています。これにより、地域のアーティストは継続的な支援を受けることができ、さらなる創作活動へつながることが期待されます。
地域文化の発信拠点
「KOBE SUBWAY MUSEUM」は、アート展示の場として機能するとともに、神戸の芸術文化の発信拠点としても位置付けられています。このプロジェクトを通じて、多くの人々がアートに親しみ、神戸の文化に触れる機会が生まれることを願っています。2026年には、残りの5駅にもアート展示が広がり、全10駅での展開が計画されています。
お問い合わせ先
興味がある方は、神戸芸術振興協会の公式ウェブサイトやInstagramで最新情報をチェックしてください。プロジェクト詳細や参加アーティストに関する情報も引き続き発表されます。
公式WEBサイト:
KOBE SUBWAY MUSEUM
公式Instagram:
@kobesubwaymuseum