AIストームとゼアーによる新しい物流ソリューションの誕生
AIストーム株式会社は、株式会社ゼアーと資本業務提携を結びました。この提携は、両社が力を合わせて「物流×AI」をテーマにした新しいサービスを開発することを目指しています。最近のEC市場の拡大に伴い、ラストワンマイル配送の効率化は急務です。このため再配達の削減や置き配対応、個人情報保護への要求が高まっています。特に2024年から実施される運転者の残業規制を受けて、より効率的かつ安全な配送方法の構築が求められています。
提携の背景
ゼアーは物流関連事業で数多くの実績を持っています。彼らの事業内容は以下の三つに分かれています:
1.
物流資材 - ポストインやクール便など、様々な用途に応じた梱包資材を小ロット・短納期で提供。
2.
shred伝票 - 一瞬の裁断で個人情報を保護できる送り状を開発し、大手EC企業でも採用されています。
3.
物流システム - 置き配画像のAI解析や荷物追跡機能を提供し、盗難リスクを軽減するクラウドSaaSを展開。
これらの実績に加えて、AIストームのトラック事業との連携により、より迅速に市場に次世代のラストワンマイルサービスを投入することが可能になります。
物流市場の機会
現在、国内の宅配便の約1割が再配達になっており、2024年問題を契機にして効率化が求められています。ラストワンマイル配送は物流コストの約40%を占め、改善すればコスト削減効果は計り知れません。また、世界中のAI活用型物流市場は2024年から2025年にかけて30%以上の成長が予想されています。これにより、「物流×AI」のソリューションには大きな投資機会があります。
共同ソリューションの開発
新たな資本業務提携を通じて、AIストームはゼアーの持つ柔軟な設計力と顧客ネットワークを活かし、物流資材や伝票、DX技術を取り入れた共同ソリューションの開発が可能になります。この提携により、成長する市場ニーズに基づいたサービスを迅速に開発・投入するための体制が整います。両社は、本提携を通じて物流業界における課題解決と新たな付加価値の創出に寄与していく意欲を持っています。
企業情報
AIストーム株式会社
- - 代表取締役: 今井俊夫
- - 所在地: 東京都千代田区神田錦町3-17-11
- - 事業内容: AI技術に基づく製品開発や教育、ERP・HRコンサルティングなど幅広い分野に取り組んでいます。
企業HP:
AIストーム
この提携は、それぞれの強みを生かして新たなソリューションを生み出し、業界をリードする可能性を秘めています。このような取り組みが、今後の物流業界に大きな変革をもたらすことが期待されています。