ペガラジャパン、SDGs推進のための取り組みが評価され奨励賞を受賞
2025年度の「STI for SDGsアワード」で、ペガラジャパン合同会社が奨励賞を受賞しました。ペガラジャパン本社は東京都千代田区にあり、代表社員は市原俊亮氏と中塚晶仁氏です。本アワードは、社会課題の解決に向け、科学技術やイノベーションを活用した先進的な試みを表彰するものです。そして、ペガラジャパンの活動「南部アフリカにおける食料安全保障及び人権問題の複合的な解決」が高く評価されました。
受賞の背景と内容
受賞の理由は、アフリカのジンバブエで発生しているケレア鳥による穀物被害、およびその影響で生じる児童労働やジェンダーの格差に対する取り組みにあります。ペガラジャパンは、人工知能(AI)画像解析技術と自律型ドローンを駆使し、鳥害を抑制する「自動追い払いシステム」を開発しました。この技術にはいくつかの利点があります。
1.
食料安全保障の確保: 鳥害による穀物の損失を防ぎ、食料供給を安定させます。
2.
労働環境の改善: 女性や子供を過労な追い払い作業から解放します。
3.
新たな雇用の創出: システムの維持管理を通じて、新しい雇用機会が生まれます。
4.
環境への配慮: 農薬の使用を減少させ、環境改善にも寄与します。
選考委員会からは、気候変動が引き起こす野生動物との対立を解決する試み、さらには途上国の人権問題への挑戦が評価されました。これらの取り組みは、SDGs目標の達成にも寄与しています。
未来への展望
ペガラジャパンは、今回の受賞を契機に、以下の取り組みをさらに強化していく方針です。
- - ジンバブエ、ケニア、タンザニアといった地域での技術実装の拡大
- - 国連機関や現地政府、コミュニティとの協力関係の深化
- - 日本国内の企業や研究機関とのリバースイノベーションモデルの構築
ペガラジャパンの理念は、AIやドローンといった技術が社会課題の解決に役立つことを信じています。社名の「Pegara」は、「打つ」「結び付ける」という意味のスペイン語に由来し、人々や知識をつなぐことを象徴しています。
ペガラジャパンは、今後も持続可能な技術の活用と人権の尊重を両立させるモデルを拡大し、“誰一人取り残さない社会”の実現を目指していきます。
企業概要
- - 会社名: ペガラジャパン合同会社
- - 所在地: 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館20階
- - 事業内容: AIを活用したソリューションの開発や運用、社会課題解決プロジェクトの開発コンサルティングなど
- - 公式サイト: ペガラジャパン
各種取り組みや受賞に関する詳細は公式サイトで確認できます。特に、今回のアワードの詳細については、
JSTの特設ページも参考にしてください。