導電性ポリアニリン協力
2024-10-09 11:09:27

日本材料技研と出光興産が協力し導電性ポリアニリンの用途拡大に挑む

日本材料技研株式会社(以下、当社)は、出光興産株式会社(以下、出光興産)との合意の下で、新しい導電性高分子ポリアニリンの用途展開を進めることになりました。出光興産が開発したこの有機溶剤可溶型ポリアニリンは、特に各種溶剤に溶けやすく、高い導電性を持つ特性から、多様な電子材料としての活用が期待されています。

ポリアニリンの特性



ポリアニリンの主な特徴は、導電性の広範な制御が可能なことと、耐熱性を備えていることです。具体的には、導電性を0.01から300 S/cmまで調整することができ、多くの応用に適しています。特に当社は、この材料をコンデンサ以外の様々な用途に展開することに注力しています。

この材料の具体的な応用分野には、電磁波遮蔽材料や電池電極材料、導電性インク、さらには帯電防止材料や放熱材料といったものがあります。このように幅広い用途が見込まれるポリアニリンの展開は、電子機器の動作を支える重要な要素となるでしょう。

オープンイノベーションによる材料開発



当社は、オープンイノベーションを通じて新しい機能性材料の開発を進めており、その一環として透明電極や電池電極として使用できる高導電性の新規二次元材料Ti3C2 MXeneの研究も行っています。これにより、電子分野での要求に応えるべく多様な材料をラインナップしています。

今後の展望



当社は、自社の技術力を活かして新たな材料の開発を強化し、市場のニーズに応じた製品を提供していく方針です。さらに、ポリアニリンを利用した応用の研究を進め、電子材料の市場に新たな価値を提案していきます。

また、本材料についての詳細は、11月21日と22日に開催される「ケミカルマテリアルジャパン 2024」にて当社のブースで紹介される予定です。興味のある方は、ぜひお立ち寄りください。

会社概要



日本材料技研株式会社は、2015年に設立され、機能材料事業を展開しています。資本金は1億円で、代表取締役は浦田興優氏です。企業の詳しい情報は、公式ホームページを参照してください。今後も当社の活動にご注目ください。


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会社情報

会社名
日本材料技研株式会社
住所
東京都中央区日本橋本町2-3-4江戸ビル6階
電話番号

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