自動フォークリフト『AutoFork』の革命的アップデート
東京都荒川区に本社を置く株式会社ハクオウロボティクスは、自社開発の自動フォークリフト『AutoFork』のプレイバック機能を大幅に改善しました。このアップデートによって、複雑な搬送シナリオに対応できる能力が強化され、12月3日から機能紹介動画が公開されています。そして、プレイバック機能を体験できるイベントへの参加受付も開始されました。
アップデートのポイント
今回のアップデートでは、以下の三つの主要なイノベーションが実装されています。具体的に見てみましょう。
1. 複数の置き場への配送の自動化
従来の単純な往復搬送から進化し、『AutoFork』は様々なピック地点・降ろし地点への配送を含む複雑な搬送ルートを設定できるようになりました。これにより、現場での複数パレット搬送や連続した搬送がスムーズに実施できるようになり、業務の効率が飛躍的に向上します。
2.柔軟な多点搬送の実現
新たに追加された機能により、作業者が実際に行っている運転操作を記録し、それを基に多点搬送を現場で簡単に設定可能です。運転の直感的な操作を利用することで、作業の流れに合わせた柔軟なルート設定が可能です。
3. ルーティン業務の効率化
あらかじめ設定した初期位置を基準に、業務を自動で繰り返すことができるようになりました。これにより、日常的な作業の時間を大幅に短縮でき、搬送作業の効率化に貢献します。
プレイバック機能とは?
プレイバック機能は、作業者が実際に運転したルートを記録し、そのデータをもとに自動搬送を行う画期的なシステムです。今回のアップデートによって、プログラミングやPCの設定が不要となり、現場で直感的に操作できるようになります。これにより、普段の作業をそのまま自動化し、現場主体の効率的な運用が実現します。
動画と体験会の開催
ハクオウロボティクスは、今回のアップデートに関する内容を詳しく紹介する動画を3本公開しました。具体的な活用シーンがイメージできる内容となっています。視聴することで、機能の理解が一層深まるでしょう。
また、プレイバック機能の体験会も開催されます。事前予約制で、参加者は実機デモや質疑応答を通じて機能の魅力を体感することができます。体験会は2025年12月3日からスタートし、場所はハクオウロボティクスの東浦和ベースです。
自動フォークリフト『AutoFork』の概要
『AutoFork』は、工場や倉庫内での内部搬送を専門にした自動フォークリフトです。独自の自動運転ソフトウェアと物体認識技術を取り入れることで、複数パレットの一括自動認識も可能です。また、簡単なセットアップで即日運用が開始でき、業界での活用が進んでいます。これにより、『AutoFork』は現場のニーズに応じた運用をサポートしています。
最後に
自動化の波が進む中、ハクオウロボティクスは物流の完全自動化を目指し、革新的なソリューションを提供し続けています。今回のアップデートによって、業務の効率化が期待され、さらに多くの現場での導入が進むことでしょう。自動フォークリフトの未来に注目です。