新たな契約管理システムの連携
契約ライフサイクルマネジメント(CLM)を提供するContractS株式会社と、NXグループの一員であるNXワンビシアーカイブズが提携し、電子契約及び契約管理サービス「WAN-Sign」とのAPI連携を実施することを発表しました。この連携は、2025年6月30日から始まり、契約業務の効率化を図ることを目的としています。
連携の背景
NXワンビシアーカイブズが提供する「WAN-Sign」は、電子契約サービスとして内部統制やセキュリティが強化されており、個々の契約に対する柔軟な署名方法を持ち合わせています。一方、ContractSが開発した「ContractS CLM」は、契約書の作成から締結、管理、更新まで、一連のプロセスを包括的に支援するシステムです。
この度の連携により、ContractS CLMで法務確認が完了した契約書をWAN-Signに直流し、電子署名から締結までがスムーズに進むようになります。これにより、契約業務全体の効率化と時間の削減が期待されています。
具体的な連携内容
本連携により、契約書の法務確認を経て電子署名の依頼が可能になるため、作業の手間が大幅に軽減されます。特に、契約書作成から法務相談、社内承認、契約締結完了までのプロセスがスピーディに進むのです。これにより企業は、時間をより効率的に利用できるようになります。
WAN-Signの特徴
NXワンビシアーカイブズが提供する「WAN-Sign」は、特許を取得している電子契約・契約管理サービスです。あらゆる業種や規模で利用されており、電子契約と書面契約書の原本管理を一元化したサービスは他に類を見ません。導入済み企業は、金融機関をはじめとする公共機関や様々な業種の企業約4,600社に及びます。これまでの実績からも、その信頼性とユーザビリティの高さが伺えます。
ContractSの役割
ContractS株式会社は、契約管理というビジネスの重要な側面を強化するためのシステム「ContractS CLM」を提供しています。同社は、契約データの一元管理を確立し、企業が生産的かつ効率的に成長できるようサポートしています。契約業務に必要なステータス管理、変更履歴の追跡、そして契約書のドキュメント管理を網羅したシステムは、企業が直面する複雑な契約関連業務の問題を解決する手助けとなります。
今後の展望
この連携により、企業はよりシンプルで効率的な契約業務にシフトできるだけでなく、法務リスクの軽減にもつながるでしょう。電子契約導入が進む中で、ContractSとNXワンビシアーカイブズの連携は、多くの企業にとって大きな利便性を提供することが期待されています。両社の協力により、今後もさらなる機能拡充やサービスの向上が図られ、ビジネスの進化を促進していくことでしょう。
この新たな連携がもたらす契約管理の未来に、業界から大きな注目が集まります。