新しいクラウド開発環境「Remote EC2 Sandbox」の登場
2025年7月、株式会社Serverless OperationsがAWSでの開発を革新する新サービス「Remote EC2 Sandbox」をリリースしました。このサービスはAWS Marketplaceで利用可能で、開発者が快適に使える環境を提供します。
Remote EC2 Sandboxとは?
Remote EC2 Sandboxは、Amazon EC2用のAMI(Amazon Machine Image)で、VSCodeなどのエディタを使ってRemote SSH経由で直ちにEC2インスタンスに接続できるのが特徴です。これにより、開発者はまるでローカル環境で作業しているかのように、柔軟に開発が行えるようになります。
開発現場が抱える課題
日本の多くの企業では、開発環境が統一されていないため、各開発者が異なるOSやツールを使っています。このバラつきが原因で、トラブルシューティングが複雑化し、作業効率が低下するという問題がありました。
そこでRemote EC2 Sandboxは、各開発者にAmazon EC2インスタンスを割り当て、全員が同じ環境で作業できるように設計されたのです。このサービスを利用することで、開発チーム全体が均等なスタートラインに立つことが可能になります。
Remote EC2 Sandboxのメリット
- - OSや環境依存がない: 本サービスを利用すれば、各開発者が自分のローカル環境に変わることなく、統一された開発環境でスムーズに作業が進行できます。
- - 即時開発のスタート: AWSの主要な開発ツールが事前にインストールされているため、時間をかけずに開発作業を始められます。
- - 環境の再構築が容易: 万一環境が壊れてもAMIから迅速に新しい環境を立ち上げられますので、常に新鮮な環境を確保できます。
- - 高スペックPCの不要: 手元のリソースを使わなくても開発が可能で、ハイスペックなPCの購入や運用コストを軽減できます。
- - AWSネイティブサービスとしての強み: IAMロールを利用しており、開発したプロジェクトはAWS環境上で高い再現性を持って動作します。
プリインストールソフトウェアの一覧
Remote EC2 Sandboxには、以下の開発ツールが予めインストールされています:
- - AWS関連: aws-cli, Amazon Q Developer, Amazon SSM Agent, Amazon CloudWatch Agent
- - Node.js: Node.js, npm, nodenv
- - Python: Python, pip, poetry
- - Java: Java
- - Terraform: Terraform, tenv
- - Docker: docker, docker compose
- - Desktop環境: Tiger VNC Server
会社概要
株式会社Serverless Operationsは、2018年に設立され、東京都渋谷区に本社を置いています。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援し、AWSクラウドの導入を通じて顧客の成長を後押しすることを理念としています。開発の迅速化には、このRemote EC2 Sandboxが大いに貢献することでしょう。
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