「レスキュー・ジャパン」タオバオでの募金活動
中国最大のECサイトであるタオバオが、災害支援のために新しい試みを始めました。3月14日からスタートした「レスキュー・ジャパン」という義援金サイトは、被災者の支援を目的としたプラットフォームです。運営するのは、北京ログラスというインターネットサービス会社で、ユーザー数はなんと2億人を超えています。年間の取引額は5兆円という規模で、備えた流通力を活かして、多くの支援を届けようとしています。
このサイトの開設から4月28日までに、すでに1200人以上の寄付者が参加し、約7.6万元(日本円にして約95万円)が集まりました。この金額は、被災地への支援にしっかりと役立てられる予定です。早速、第一回目の送金として2万元が在中国日本大使館へ渡されました。
集まった義援金は、今後も在中国日本大使館を通じて日本赤十字社に送金され、必要とされる多くの被災者に向けて分配される見込みです。北京ログラスは、サイトの運営を通じて被災者への思いやりをしっかりと示し、支援を継続する意向を表明しています。
「レスキュー・ジャパン」の役割
「レスキュー・ジャパン」の設立は、東北地方太平洋沖地震の影響が今も続く中で、多くの人々の心をつなげる重要な役割を果たしています。日本国内での支援も重要ですが、海外からのサポートを受けることもまた、被災者にとって心強い助けとなるでしょう。
この義援金サイトは、タオバオ内での取引が活発であるため、多くのユーザーからの参加が期待されます。寄付のための手続きも簡素化されており、気軽に支援できる環境が整っています。参加した方々の善意が、被災地の復興に繋がることを願うばかりです。
北京ログラスとその背景
北京ログラスは2006年に設立された企業で、ウェブ制作や検索エンジンマーケティングなどを含む多岐にわたるインターネットサービスを提供しています。また、タオバオ関連のサービスにも力を入れており、2010年には「中国巨大ECサイト・タオバオの正体」という書籍も出版しました。
企業理念としては、情報のフローを促進することや、社会貢献に積極的に取り組むことを掲げており、今回の「レスキュー・ジャパン」設立もその一環と言えるでしょう。今後も北京ログラスは、タオバオを通じた様々な支援活動を通じて、被災者への支援を続けていく意向を見せています。
結びに
「レスキュー・ジャパン」は、私たち一人ひとりができる支援の形を示してくれています。寄付が集まることで、被災者の生活を少しでもよくする手助けができるのです。みんなで協力し、この取り組みに賛同しましょう。各種サイトへのリンクも利用し、ぜひご参加ください。