再エネデータセンター
2019-01-25 12:56:31
アオスフィールドが再生可能エネルギー活用のデータセンターを開設
アオスフィールド湯沢町に再生可能エネルギー利用のデータセンター開設
新潟県の南魚沼郡湯沢町に、株式会社アオスフィールドが再生可能エネルギー100%のコンテナデータセンター「湯沢ITコンテナフィールド」を設立しました。このプロジェクトは、地域の支援を受けて、湯沢町の有地で運用が開始されます。
再生可能エネルギーを最大限に活用
アオスフィールドでは、2018年7月から同地においてデータセンターの冷房部分で再生可能エネルギーを100%活用する取り組みを行っており、これによりエネルギー消費とCO2排出の大幅な削減を実現しています。特に、湯沢町の雪、河川水、冷涼な外気を利用し、空調の電気代は通常の90%を超える削減を達成しました。今後はバイオマス発電を導入し、全設備の電力を再生可能エネルギーで賄う計画です。
仮想通貨マイニング事業者への新たな選択肢
仮想通貨マイニングのニーズに応じた月極のリーズナブルなサービスを提供できることも、このデータセンターの目玉の一つです。ビットコインが約39万円という現在の相場でも、十分な利益が見込めると考えています。多くの仮想通貨マイニング事業者が移転を検討している中、本DCはその解決策となる可能性が高まっています。
地方創生への貢献
このデータセンターは、地方におけるデータセンターの分散化にも寄与します。特に、自然災害やデータ量増加に対処するために、地元資源を活用した地方創生事業も展開していく予定です。設置から稼働までの期間が最短2ヶ月であるため、迅速に新たなビジネス環境を整えられる利点も備えています。
雪冷熱活用の最前線
湯沢町におけるこのデータセンターは、雪と河川水の利用を通じて、安定した自然エネルギーの確保を実現しています。また、空調と電源効率の良いコンテナ型のデータセンターにより、電力使用効率(PUE)1.1未満を達成しており、業界でも注目されています。コンテナから出る廃熱を利用した水耕栽培や地域活用も視野に入れています。
地域への支援と観光促進
データセンターの運営は地元雇用の創出にも貢献します。さらに、観光との連携を図り、地元の魅力をPRすることで若者の流出防止にも寄与したいと考えています。地域の観光業界との協力により、見学ツアーも実施する予定です。
アオスフィールドは、持続可能な社会を目指し、同社の技術と地域資源を活用した取り組みを進めていきます。ウェブサイトでは、さらなる情報やお問い合わせは随時受け付けています。未来のIT社会に貢献するこのプロジェクトに、注目が集まっています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社アオスフィールド
- 住所
- 新潟県新潟市東区本所1-13-18
- 電話番号
-
03-6280-5665