サイレックス新製品
2024-07-23 12:13:20

サイレックス新製品:温度拡張対応のWi-Fiで無線通信の新時代へ

サイレックスが新たに発表した無線通信製品



サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町)は、長距離無線通信が可能な新Wi-Fi規格、IEEE 802.11ah(通称Wi-Fi HaLow)に対応した温度拡張版アクセスポイントおよびワイヤレスブリッジの2つの新製品を、2024年8月8日(木)から販売開始すると発表しました。これらの新製品は、屋内外の産業用IoTや社会インフラのニーズに応えるために設計されており、耐熱・耐寒性が強化されています。

IEEE 802.11ah規格の特長



新たに導入されるIEEE 802.11ah規格は、従来の2.4GHzや5GHz帯によるWi-Fiとは異なり、免許を必要とせず最大半径1kmまでの長距離通信を実現します。これにより、データ通信や映像の伝送が高速で行えるという利点があります。この技術は、特に屋内外の様々なIoTアプリケーションや社会インフラでの利用が期待され、実績としては、災害時の監視システム、農業や水産業におけるデジタル化、工場のセンサー情報の収集などが挙げられます。

新製品の詳細



温度拡張版 802.11ahアクセスポイント「AP-100AH(JP)」


このアクセスポイントは、-20℃から60℃の温度範囲で動作し、特に温度差の激しい環境においても安定した接続を維持するための温度補償水晶発振器(TCXO)を採用しています。1台で半径1kmの範囲をカバーし、647台の子機を接続可能。また、有線LANとのシームレスな接続も可能で、さらに中継機能により推奨最大3kmの通信範囲を実現します。

温度拡張版 802.11ahワイヤレスブリッジ「BR-100AH(JP)」


このワイヤレスブリッジは、約1kmの距離で有線LAN対応機器との接続を可能にし、MACアドレスによるデバイスフィルタ機能を搭載しているため、高度なセキュリティを確保しています。最新のWPA3セキュリティプロトコルにも対応し、安全な認証を提供します。

手軽な屋外設置


新製品にはIP65相当の防水ケースや防水アンテナもオプションとして用意されており、ドキュメントには組立ガイドも含まれています。これにより、屋外でも簡単に設置できる環境が整っています。設置に対するさまざまなニーズに応じた取り付け器具も提供されています。

サーベイ機能と高親和性


新製品には、設置前に周辺の無線機器の状況を確認できるサーベイ機能が備わっています。これにより、無駄なトラフィックを発生させず、最適な通信環境を確保します。さらに、送信時間制限をコントロールすることで、通信停止を防ぐ工夫も施されています。

提供価格について


新製品は2024年8月8日からの販売開始で、価格はオープン。詳細についてはサイレックス製品販売店または公式ホームページで確認できます。

サイレックス・テクノロジーの取り組み


サイレックス・テクノロジーは、ハードウェアとソフトウェアを基盤とした技術の研究開発に注力し、医療や産業分野向けに高信頼性のワイヤレス環境を提供しています。グローバルなビジネス展開を行い、顧客ニーズに応じたカスタムエンジニアリングも可能です。これからも、技術革新を通じて、安全で信頼性の高い接続性を提供していく方針です。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
サイレックス・テクノロジー株式会社
住所
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。