すみだモダン刷新
2021-09-14 16:00:02
墨田区が12年ぶりに地域ブランド戦略を刷新、すみだモダンの新たな挑戦
墨田区が新たな地域ブランド戦略を発表
墨田区が12年ぶりに「すみだ地域ブランド戦略」をリニューアルしました。この新しい取り組み、「すみだモダン」は、地域の産業を支えるための包括的なプログラムとしてスタートします。ここではこの取り組みの背景や具体的な展開について詳しくご紹介します。
すみだモダンの歴史とリニューアルの背景
2009年に「すみだ地域ブランド戦略」が始まった際、主な目的は東京スカイツリーの誘致を機に、墨田区の工芸品や飲食業といった「ものづくりのまち」としてのイメージを確立することでした。この活動の一環として「すみだモダン ブランド認証」が設けられ、10年間で約200件の認証商品が生まれました。それにより、墨田区のブランド価値は着実に向上しましたが、近年の消費者の価値観が変化し、物の背後にあるストーリーや理念が重視されるようになりました。これを受けて新たな時代に突入するため、事業者とのパートナーシップを重視した新戦略が必要とされる状況が生まれました。
新たな「すみだモダン」とその理念
この新しい「すみだモダン」は、商品そのものに加え、その背後にある事業者の活動や理念に焦点を当てており、「ものづくりを通じて未来のスタンダードを創造し、人々の幸せを育む活動」という新たな定義が与えられました。この理念は以下の4つのポイントで構成されています。
1. 持続可能性:未来への約束を果たす
2. 共創性:知恵を集めて新しい価値を創る
3. 独自性:粋な視点と遊び心を大切にする
4. 多様性:様々な人の幸せなつながりを育む
新しいロゴマークも制作され、隅田川の流れと墨田区の「S」を象徴しています。このロゴは墨田区のものづくりの原点と未来への挑戦を表現しており、今後多くのプロモーションに活用される予定です。
新戦略の具体的な取り組み
1. すみだモダンパートナーシップの導入
新しい「すみだモダン」では、事業者同士のパートナーシップを促進する「すみだモダンパートナーシップ」が導入されます。これにより、異なる分野の事業者が協力し、新たな商品やサービスを生み出す機会が創出されます。すでに6つの事業者が「すみだモダンブルーパートナー」に認定されています。
2. 商品開発の強化
さらに、フラッグシップ商品開発に取り組み、より優れた商品やサービスを生み出すプロジェクトも進行中です。受賞歴のあるデザイナーやクリエイティブディレクターを招き、共同制作のワークショップなどを実施し、匠の技と新しいデザインが融合した商品開発を図ります。
3. プロモーション活動の推進
すみだモダンの活動を広く知らしめるためのプロモーションも強化されます。これには新しいメディア発信や特設サイトの設置、地域イベントの開発が含まれています。また、インターネットを活用した情報展開が行われ、全国での認知度向上を目指します。
地域ブランドの未来に向けて
新たな「すみだモダン」は、地域の活力を引き出し、持続可能な発展につながることが期待されています。今後の取り組みによって、墨田区がさらなる飛躍を遂げることを多くの人々が注目しています。このプロジェクトは単なる産業振興にとどまらず、地域全体の文化や生活の質の向上にも寄与することでしょう。墨田区の「すみだモダン」は、その挑戦を続けていくのです。
会社情報
- 会社名
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墨田区産業観光部産業振興課
- 住所
- 東京都墨田区吾妻橋一丁目23-20
- 電話番号
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