ディープラーニング協会
2017-10-04 15:30:00
『日本ディープラーニング協会』設立と産業競争力向上への挑戦
日本ディープラーニング協会の設立とその目的
本日、AIの重要な技術であるディープラーニングを推進するために、研究者や関連企業から成る「日本ディープラーニング協会」(JDLA)が発足しました。設立の背景には、ディープラーニングが現在の技術革新に与える影響の大きさがあり、「電気」「トランジスタ」「インターネット」に並ぶ根底からの技術革新とされています。
ディープラーニングの現状と未来
この技術は、完全自律走行車の実用化が予想される2025年を見据え、世界中で急速に取組が進められています。特に、米国や中国では、一流の研究者を招いて多額の資金を投じる企業が増え、成功を収めています。しかし、日本では技術に対する理解が不足していると感じている企業も多く、導入が遅れている現状に危機感を抱いています。
JDLAの活動内容
JDLAは、日本がその競争力を強化するために、以下のような活動を進めます。
1. 産業活用促進
ジャーナルやカンファレンスを開催し、ディープラーニングの実用化に必要な情報を提供します。特に、産業ごとの特有の課題を解決するための力強いサポートを行います。
2. 公的機関への提言
高い倫理基準を考慮し、政府や関連機関へ提言を行い、健全な産業環境を促進します。これにより、ディープラーニングが持つ可能性を最大限に引き出そうとしています。
3. 人材育成
ディープラーニングに精通した技術者を育成するため、基礎知識を持つ「ジェネラリスト」と、実装技術を有する「エキスパート」の両者を養成するプログラムを提供します。資格試験も実施し、認定された教育機関と連携してトレーニングを行います。
4. 国際連携活動
グローバルな視点で情報交換を行い、国内外の最新の取り組みをお互いに紹介することで、相互に学び合う機会を提供します。
5. 社会との対話
「人工知能」という広範なテーマの中で、現在の能力と限界を社会に伝えることで過剰な期待や不安を軽減します。ディープラーニングに対する理解を深めるために広く対話を行います。
資格制度の導入
JDLAはディープラーニング人材の技能を認定するための資格試験を計画しています。この試験は、一般社団法人として独自に設計され、ディープラーニングを活用した事業運営に必要な知識やスキルを評価し、認定するものです。特に、資格を持った人材は企業の競争力を高める重要な役割を果たすと考えられています。
結びに
今後、JDLAの活動を通じて日本がディープラーニング技術を十分に活用し、国際的な競争力を高めることが期待されます。技術者3万人育成という大きな目標の達成に向けて、協会としての努力が必要です。これからの未来がどのように変化していくのか、目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人日本ディープラーニング協会
- 住所
- 東京都千代田区丸の内3-1-1国際ビル7F
- 電話番号
-
090-2453-9537