尼崎市立歴史博物館第15回企画展のご紹介
尼崎市立歴史博物館では、2023年7月12日から9月7日までの期間、第15回企画展「すごろくで時代めぐり―遊びから見える人々のくらし―」を開催します。この企画展は、古代から現代にかけてのすごろくという遊びを通じて、多様な人々の生活や社会の変遷を垣間見ることができます。
展示の内容
この企画展では、博物館が収集したすごろくに関する貴重な資料が展示されます。すごろくは、古代から貴族層に親しまれ、江戸時代には浮世絵版で広まった遊びであり、近代には雑誌の付録として一般家庭にも浸透しました。展示には、盤雙六(板すごろく)や江戸から昭和戦前までの絵双六が含まれ、尼崎の遺跡から発見された遊び道具も参照されています。
展示は6つのテーマに分かれており、それぞれの展示を通じて当時の社会や人々の生活の様子を紹介します。具体的には、歴史的な盤すごくや絵すごく、さらにはさまざまな関連資料や絵画が一堂に会します。
楽しめるイベント
また、8月中は夏休みに合わせて特別イベントが開催されます。「すごろくチャレンジ」では、模型や複製を使用して実際に遊ぶ体験ができ、家族連れにも大変魅力的な内容です。さらに、8月17日には「江戸時代の遊びにチャレンジ」のワークショップを用意し、江戸時代のおもちゃ、泥面子や絵巻に描かれたさまざまな遊びを体験できます。この機会に、親子で江戸時代の遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。
参加方法と詳細情報
本企画展の観覧料は無料で、会期中は月曜日が休館日となりますが、特定日(7月21日、8月11日)には開館します。また、開館時間は午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)となっており、場所は尼崎市立歴史博物館の3階企画展示室です。
展示予定資料としては、橘蒔絵雙六盤をはじめ、さまざまな貴重な資料が約60点揃っています。
近年の発掘調査結果も展示
さらに、同時開催している「近年の発掘調査精華パネル展」では、過去数年の発掘調査の成果を紹介し、市民に向けて新たな歴史的知見を共有する場となっています。この展示は、調査の最中に得られた貴重な資料に触れることができる貴重な機会です。
江戸時代の遊びや歴史に興味がある方々はもちろん、多くのひとが楽しめる内容となっていますので、ぜひこの機会に訪れてみてください。