Zaraが送る「Calma」 — ミラノサローネ2026
2026年の4月21日から26日まで、イタリア・ミラノで開催されるミラノサローネで、Zaraが展示する没入型インスタレーション「Calma(カルマ)」が注目を集めています。このインスタレーションは、参加者に安らぎを提供しつつ、五感に響く体験を創出することを目指しています。
「Calma」は、ミラノの中心部に位置するセンピオーネ公園内の19世紀の建物「パラッツィーナ・アッピアーニ」を舞台に展開されます。この建物はかつてナポレオンとその家族のために設計された特別な空間で、公共の喧騒から隔絶された静けさを提供することを意図されていました。建築の整った軸線と公園への開放感が、穏やかな環境を引き立てます。
展示の主なテーマは、古代ローマのテルマエにインスパイアされたリトリートの再解釈です。Crosby Studiosとの協力により実現した「Calma」では、視覚的な演出よりも、知覚を穏やかにし、意識を整えることに重点が置かれています。来場者は、エントランスから屋外のロッジアに至るまで、一連の空間を順に通過し、光や反射、音の繊細な調和によって整えられた環境に浸ることができます。
特に、鏡張りのアーチは空間に広がりをもたらし、その形をぼかす効果を持っています。また、ブラッシュ仕上げの金属面が光を柔らかく拡散し、周囲の穏やかな雰囲気を強調しています。さらに、現代的にアレンジされたイタリアのクラシック音楽と自然音が重なり合い、来場者を静謐な空気感に包み込みます。
展示では、来場者が自身と向き合い、穏やかな静けさを体感できるような空間が提案されており、現代的な安らぎの場を提供します。Crosby Studiosは「Calma」について、「トランスフォーミズムの概念を探究し、古代ローマの儀式性や空間体験を現代に再解釈している」と述べています。空間・光・素材を巧みに組み合わせることで、来場者に独自の内省の場を提供するのです。
Zaraによる「Calma」は、アートとデザインの境界を越えた新たな体験を創出する試みであり、2026年のミラノサローネにおいて特別な存在感を放つことでしょう。今後の展示が期待されます。
開催概要
- - 会期: 2026年4月21日(火)〜4月26日(日)
- - 会場: Palazzina Appiani, Viale Giorgio Byron 2, Milano
このインスタレーションを通じて、Zaraが提案する現代の安らぎの概念を、ぜひ体験してください。