住友理工がセキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を導入
住友理工株式会社は、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を導入したことを発表しました。このツールは、クラウドサービスの安全性を可視化し、効率的なセキュリティ評価を実現します。
住友理工は、自動車産業をキーとして、「インフラ・住環境」「エレクトロニクス」「ヘルスケア」の分野で、20カ国以上で様々な事業を展開しています。今後のビジョンとして「2029年住友理工グループVision」を掲げ、デジタルトランスフォーメーション(DX)を積極的に進めており、特にクラウドサービスの利用が急増しています。
必要性の高まるセキュリティ評価
クラウドサービスの数が多くなる中で、従来のセキュリティ評価や棚卸しのプロセスは非常に手間がかかり、時間と労力を大量に消費していました。そのため、住友理工は「Assured」を導入することで、効率的で高精度な評価が期待できるとしています。
住友理工の情報システム統括本部IT統括部の岸様は、「グローバルに事業を展開する当社にとって、サイバーセキュリティ対策はますます重要性を増しています。限られた人員で効率的に業務を進めるために、Assuredを積極的に活用し、適切なセキュリティ評価ができる運用に見直していきたい」とコメントしています。
Assuredの特長
「Assured」は、SaaSやASPなどのクラウドサービスの安全性を専門的に評価するプラットフォームです。高度な専門知識を持つチームが、業界の主要ガイドラインに基づいてクラウドサービスのセキュリティ対策状況を調査し、その結果をデータベース化します。
これにより、利用者は自身のクラウドサービスの安全性を簡単に示すことが可能となり、企業のDX推進や安全なクラウド利用を支援する役割を果たしています。導入が進むことで、様々な企業や事業者間の重要な情報が迅速に共有されます。
Visionalの取り組み
このプロジェクトはVisionalグループによって推進されています。Visionalは「新しい可能性を、次々と。」をモットーに、HR Tech領域を中心に産業のデジタルトランスフォーメーションを推進している企業です。M&Aや物流Tech、サイバーセキュリティの新規事業を続々と立ち上げており、その取り組みには大きな注目が寄せられています。
住友理工とVisionalが進めるセキュリティの強化は、今後の産業におけるデジタル化の流れにおいて、非常に重要なステップとなるでしょう。今後の進展が期待されます。