2027年卒業予定学生の就職活動動向
株式会社学情が公表した最新の内々定率調査によると、2027年3月卒の大学生と大学院生における12月末時点の内々定率は37.4%となりました。これは前月比で8.1ポイントの増加を示し、内々定率が4割に迫ったものの、前年同期の36.6%からはわずかに0.8ポイントの増加にとどまりました。特に、今年はインターンシップや早期選考が前倒しになるケースが増えたため、内々定の出し方が前年同様に落ち着いた形と言えます。
文系と理系の内々定率
この調査では、文理別の内々定率にも併せて注目が集まりました。文系学生の内々定率は33.1%と3人に1人が内々定を得ていますが、前年同時期との大きな変更は見られませんでした。一方で、理系学生は46.3%という高い内々定率を記録し、早くも50%に迫る勢いです。これにより、文理間の格差が浮き彫りになり、理系の学生が非常に有利な状況であることが明らかになりました。
就職活動率の変化
調査によると、学生たちの就職活動率は83.9%と、前年同期比で5.4ポイント減少しています。通常この時期には就職活動を開始する学生が多く、活動率が高くなる傾向がありますが、今年は特に理系の学生が78.4%にまで落ち込んでいます。この数値は前年同時期と比較して8.2ポイントも低く、文系の活動率86.6%と比べると顕著な差が見られます。
このように、理系と文系の間で活動率の差が開いていることは、今後の就職市場においても注目すべきポイントです。特に理系の学生が早い時期に多くの内々定を得ている一方で、文系学生の動きは緩やかとなっており、時間が経過するにつれてその差がさらに広がる可能性も考えられます。
調査概要について
この調査は2025年12月24日から12月31日の間に行われ、対象は2027年3月卒業予定の大学生・大学院生です。アンケートはインターネットを通じて実施され、有効回答者数は147名でした。調査の信頼性を高めるべく、各項目における数値は小数点以下第二位を四捨五入し、一位まで表記されています。
学情について
株式会社学情は、東京都中央区に本社を置く、東証プライム上場企業です。20代向けの転職サイトやダイレクトリクルーティングサービスなど、幅広いサービスを展開し、多くの若者の就職活動を支援しています。企業としての活動は2004年から始まり、「20代通年採用」を提唱し、毎年多くの新卒者を企業へと導いています。また、日本で初めて合同企業セミナーを開催したことでも知られています。今後も若手人材の採用に関するサービスを充実させ、学生たちのニーズに応えていく姿勢を維持しています。