建設業の未来を切り開く「働き方フォーラム2025」を開催
2025年6月25日、東京国際フォーラムで行われた「建設業働き方フォーラム2025」は、建設業界の多様な関係者が集まる盛況なイベントとなりました。主催は、助太刀総研と京都大学。国土交通省や建設技能人材機構、建設経済研究所が後援し、出席者は業界の代表者約40名。フォーラムの主な目的は、建設業現場を魅力ある職場に変革し、業界全体の価値を向上させることにありました。
当日は、政策研究大学院大学の小澤教授による基調講演や、建設経済研究所の斎藤研究員による人材確保・育成に向けた取り組みの研究発表が行われ、建設業が直面する課題について多角的に議論されました。特に、DX(デジタルトランスフォーメーション)、若手や女性の活躍、外国人材の活用が主要なテーマとなり、様々な意見交換が行われました。
会場では、スポンサー企業による最新技術や製品の展示も行われ、参加者間のネットワーキングイベント「助太刀リアルマッチング」が同時開催されました。これにより、参加者は新たな協業やビジネスチャンスを探るための活発な意見交換を行い、多くのビジネスが生まれる場ともなりました。
フォーラムの詳細とプログラム
フォーラムは、開会挨拶から始まり、各分野の専門家による基調講演や発表が続きました。特に目を引いたのは、ゼネコン・ハウスメーカーのリーダーたちによるパネルディスカッションで、これに参加した著名なメンバーによって、人材戦略や働き方の未来についての熱い議論が繰り広げられました。また、女性活躍をテーマにしたセッションでは、建設業界における多様な人材の活用に関するケーススタディが紹介されました。
さらに、外国人材の活用をテーマにした発表も行われ、建設業界における最新の動向が明らかにされました。これらの取り組みを通じて、建設業界全体が新しい時代に向けた変革を求める声が高まりました。
助太刀総研の未来へのビジョン
助太刀総研の北川所長は、フォーラム終了後に「多くの業界関係者にご参加いただき感謝しています。建設業は今、変化と成長の真っ只中にあり、今日の対話を通じて業界全体が前向きに課題解決に取り組む機運が生まれればと思います」と述べました。彼は今後も、多様な働き方や人材確保、DX推進などを通じて、持続可能な建設業の未来を築くため努力を続ける意向を示しました。
このフォーラムの成功を受けて、建設業界は国内外の変化に適応し、より魅力的な職場を創出するための一歩を踏み出したといえます。さまざまな成果が期待される今後の取り組みに、さらに注目が集まるでしょう。